約 316,018 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/691.html
ありす 都会に行く 12KB ※俺設定 ※虐待、ありません ※基本、愛で話 ※虐待を望んでいる方、 申し訳ございませんが、ご遠慮ください。 ※ユ○ルイじゃないです ありす 都会に行く 「とかいはのありすとゆっくりしていってもいいのよ!!!」 山の奥深くまで、ゆっくりありすを探しにやってきた。 そして、今、目の前に純度100%の野生ゆっくりありすを見つけた。 ニコニコと愛くるしい笑顔のありす。 こんな無垢な微笑みを向けられたら、人間だったら、惚れてるかもしれない。 『ああ、ゆっくりさせてもらうよ』 私は挨拶を適当に済ませて、ありすと軽く世間話でもし始めた。 しばらくして、なんとなく、頃合だなぁ~と思い、 長年の疑問をありすに聞いてみた。 こんな山奥だ。 ありすに聞いたら、人間に会ったのは初めてだそうだ。 こんなありすだからこそ、私の質問に答えてくれるかもしれない。 『ありす・・・。とかいはってなに?』 私は、ゆっくりに携わるものなら、誰もが知っていることを投げかけた。 ゆっくりを研究している学者に言わせると、 ゆっくりありすの言う、とかいは、とは、 ゆっくりありすが、他のゆっくり(れいむ、まりさetc・・・)と比べて、 特別であるということを、自己アピールのために使う言葉であり、 特に意味はなく、ゆっくりたちの条件反射で言ってしまう、 ゆっくりしていってね!!!、とほぼ同じ意味であるとか・・・。 ゆっくり基準でいうならば、ゆっくりしていないモノを、 ゆっくりありすの場合、いなかもの、という言葉で表現するケースがある。 ありす種のカスタードには、 自分は、とかいは、である という情報が遺伝子レベルで組み込まれており、生まれた時点では、 もちろん、ゆっくりありすにとって、都会や田舎がどんなモノなのか、 知らないので、その言葉の真意を知らずに使っているのであろうと思う。 「とかいははとかいはよ!!! ゆっくりりかいしなさい!!!」 まあ、思ったとおりの回答だ。 だから、聞いてみた。 『そうか・・・、じゃあ、ありすは都会に行ったことがあるのかい?』 当然、今まで一度も人間にあったことないというありすだ。 山から出たことがないのは、わかっている。 ぶっちゃけ、三度のメシよりゆ虐が好きな虐待鬼意山たちが、 わざわざ遠い街から山狩りに出かけて、野性のゆっくりをゆ虐するこの時世で、 今までのゆん生で、人間に会わなかったということは、 虐待鬼意山ですら、倦厭してしまうほどの、 ここが前に超が付くド田舎であるのは、人間から見れば、明白だ。 「ありすはこのやまからでたことがないわ!!!」 と、自信満々で答えるありす。 『じゃあ、都会を知らないんだね?』 小バカにした感じで聞き直した。 「いえ!!!ありすはとかいはよ!!!」 ありすは、ちょっと怒ったようで、むっとした態度で、頬をぷくりと膨らませている。 『ああ、悪かったよ・・・ありすはとかいはだよ。』 少し機嫌を直してもらうため、謝っておく。 「ゆふふ。そうよ!!!ありすはとかいはなのよ!!!」 気を良くしたみたいだ。 『でも・・・都会に一度も言ったこともないのに・・・とかいはって言えるのかな・・・』 ありすに聞こえるように、わざとボソッと呟いてみた。 「ゆっ!!!おにいさん!!!ありすをいなかものだというの!!!」 再び、怒ったようだ。 『悪かった悪かった・・・ありすはとかいはだよ・・・でも・・・』 少し、もったいぶった言い方をして、ありすの方を見つめる。 「おにいさん・・・たしかに・・・ありすはとかいにいったことがないわ・・・」 視線を逸らし、寂しげな表情になるありす。少しいじめすぎたかな。 『ありすは・・・都会に行ってみたいかい?』 笑顔でありすに問いかけてみた。 「そうね・・・とかいはのえすこーとをしてくれるのなら・・・いってあげてもいいわよ!!!」 体をクネクネとして、顔を赤らめて、嬉しさを隠しているありす。 ホントは行きたくて行きたくて仕方がないって顔に書いてますよと言いたくなる。 これがツンデレってやつか。なかなかいいものだな。 『じゃあ、連れてってあげよう!!!』 「ゆ、ゆふんっ!!ありすをとかいにつれていってもいいのよ!!!」 ということで、ありすを街まで連れて帰ってきた。 まず、街を鳥瞰できる丘から、人間が住んでいる街をありすに見せた。 「す・・・ごい・・・わ・・・」 雲を突き抜けるかのような高さの超高層ビルが森の木々のように立ち並ぶ。 山奥の自然では決して見ることの出来ないアスファルトで埋め尽くされ、 蛇の脱皮した皮のようにクネクネと整備された高速道路。 林のざわめきしか聞いたことのないありすからすれば、未知の音を発する都会の生活音。 無数に連なる車から出てくる少し苦い匂いのする排気ガス。 街の熱気と、肌寒い風で、熱いのか寒いのかも判断ができない空気。 ありすは、五感で街を体感した。 『どうだい?ありす?』 「これが・・・とか・・い・・・」 どうやら言葉を失っているようだ。 それから、ありすの希望もあって、街で一番高いビルに行って見た。 全面ガラス張りのエレベーターに乗り込み、街の景色を見せてみた。 「おそらをとんでるみたいだわ!!!」 ゆっくりの場合、ちょっと高いところに上がっただけで、 そんなことを言ってしまう奴らばかりだが、 地上から200~300m前後くらいの高さだと、 人間でも同じことを言ってしまうだろうな。 まるで子供のように身を乗り出して、街の景色を目に焼き付けるありす。 無邪気に喜んでくれて、こちらとしても嬉しいばかりだ。 最上階のレストランで、食事を取る事にした。 ここのレストランはゆっくりも入店可能な特殊なレストランだ。 ここの景色もまた、最高に眺めが良い。 『さあ、ランチを食べようか。』 予約していた席にありすと座り、窓を眺めながら、食事をし始めた。 私は、普通のランチだが、ありすのランチは、 りんご、オレンジ、マンゴー、ぶどう、さくらんぼと言った、 果物の盛り合わせであった。 「こんなにおいしいくだものははじめてだわ!!!」 それはそうだろう。 この果物は全部、人間が徹底した管理の下、作られたモノばかりだ。 人間とて、おいそれと口に出来る代物ではない。 非常に高価のため、一部の特権階級の人間しかお目にかかることすら、難しいかもな。 自然に生えている果物やそんじょそこらの農家でつくられたモノとは、格別に味が違う。 たまに、ゆっくりが、人間の畑で盗んでいく野菜とかあるけど、 あんなものより、比べ物にならないだろう。 ちょっと豪華なランチを済ませた後、 ありすを繁華街に連れて行った。 「すごい!!!にんげんさんがこんなにたくさんいるなんて!!!」 まるで地平線の彼方まで人で覆い尽くされているかのような道。 田舎から都会に出稼ぎに出た人だったら、同じこというかもな。 それから、ゆっくりグッズがたくさん置いている、ゆっくりショップに出向いた。 そこで、これから向かうところのために、ある買い物をした。 「ど・・・どう・・・?」 ありすがモジモジとしながら、 ヒラヒラとしたレースがついた可愛いドレスを着て、私に見せてきた。 『かわいいよ!!!』 満面の笑みで、微笑んであげた。 「と、とうぜんでしょ!!!ありすは・・・」 『とかいは、なんでしょ!!(笑)』 「ぷくー!!!もう!!!ばかにしないで!!!」 顔を真っ赤にして、恥ずかしがっているありす。 恋人だったら、惚れ直してるなぁ。絶対。 「ゆっくりしていってね!!!」 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 飼いゆっくりたちが集まるサークル「ゆっくりなかま」の集会に、 連れて行った。 ありすと同様、可愛らしい服を着ているゆっくりたち。 ありすのことを、ゆっくり出来るゆっくりと、他の飼いゆっくりもベタ褒めして、 仲良くす~りす~りしたり、ピョンピョンと追いかけっことかして遊んでいる。 ホントは、飼いゆっくりしか入れてはいけないんだが、 ここのサークルに集まる飼い主さんは、全員、愛で派であり、 野生のありすに、都会とはどういうところかを教えているということを説明したら、 快く受け入れてくれた。ありがたい人たちだ。 日も暗くなり、ありすを連れて、 本日のメインイベントを行なうことになった。 街のはずれにある丘にある、レストランにやってきた。 ありすのために、予約したものがあった。 高さ3mにもなる特注のウェディングケーキだ。 もちろん、いくらなんでも、私は人間だ。 ありすと結婚したいとか思うわけもない。可愛いと思っても、 まあ、ペットくらいの認識だ。 勘違いしてもらいたくないから、最初に言っておく。 ディナーには何がいいかと考えた結果、ゆっくりの大好きなあまあま、 つまり、スイーツを用意してあげたのだ。 まあ、なんでウェディングケーキだというと、 センスを疑われるが、ゆっくりの体長より数倍大きなスイーツだと、 喜ぶだろうと思っただけだ。 「・・・・」 さすがの大きさに言葉を失うありす。 目が点となり、その場から固まって動こうとはしない。 店員がにこやかに、ケーキを切っていき、 ありすでも食べられるくらいの大きさにして、食べさせて上げた。 「しあわせぇぇぇええ!!!!」 目をうっとりさせながら、俗に言う、ヘブン状態になっているありす。 多分、今日一番の笑顔かもな。 レストランの窓から、街の夜景を眺めるありす。 「よるなのに・・・きらきらと・・・かがやいてるわ・・・きれい・・・」 感慨深い表情で、街を見つめていた。 すっかり、街を堪能してもらった後、ありすを連れて、 私の家に帰ってきた。 「ここがおにいさんのおうちね・・・なかなか・・・とかいはなおうちね!!!」 ただ6畳一間の1Kアパートなんだが、ありすからすれば、 これもまた、とかいは、とからしい。 さすがに、慣れない事をすると疲れた。 クタクタになったので、ありすとともにベッドに横になり、 床に就いた・・・ 「おにいさん!!!おきなさい!!!あさよ!!!ゆっくりおきなさい!!!」 ありすに起こされてしまった。 「おねぼうさんは、とかいはになれないわよ!!!」 結構、寝過ごしたみたいだ。 「おにいさん!!!きのうはとかいはなでーと、たのしめたわ!!! ゆっくりかんしゃしてあげるから・・・ありがたくおもいなさい!!!」 まあ、ツンデレのありすからすれば・・・ これが最上級の感謝の言葉なんだろうなと受け止める。 「じゃあ・・・」 「おにいさん・・・わるいんだけど・・・ありすを・・・」 「もとのおうちにつれていってね!!!」 信じられなかった。 恐らく、ありすのことだ。 山の暮らしよりも、都会の快適な暮らしの方がいいというかと思えば・・・。 あれだけ、贅沢三昧をした後だ、今日も連れて行けとか言うのだろうと、 思っていたが・・・。 「きのうは・・・なかなかたのしめたわ!!! でも・・・ありすはとかいはよ!!! やまでくらすのが、とかいはなのよ!!!」 相変わらず、意味がわからないことをいうありすだが、なんとなく分かった気がした。 とかいは、とは、ホントに深い意味のない言葉であり、 自分自身を表す言葉でしかなかったのだ。 とかいは、という割には、都会を知らないから、 都会のよさを教え込んだつもりだったが、 それでもありすは、山に戻りたいというのだ。 正直、ありすにとって、都会に住んでいようが、田舎に住んでいようが、 ありすはとかいは、なのだ。 私はありすの言うとおり、山へ戻して上げた。 森の入り口まで連れてきて、私はありすに最後の質問をした。 『都会にいれば、毎日ではないけど、あんなゆっくり出来る生活があるのに、 どうして、山に帰りたいんだ?』 「ありすは、とかいはよ!!! ゆっくりりかいしてね!!!おにいさん!!!」 そういい残し、ありすは森の中に消えていった。 今思えば、ありすのいうとかいは、というのは、 趣向の問題ではなく、精神な問題なのであろうと思う。 ありすは、恐らく、今までも、そして、これからも、 ずっと、とかいは、といい続けるのだろう。 終わり あとがき 針供養じゃないけど、 たまには、ゆっくりをゆっくりさせてあげるのもいいかな? と、思い、書きました。 なぜ、ありすで愛で話なのか? れいむ: 作者はコイツのことを考える度に、「ヒャッハアアア!!!」っていう発作があるので、 どう考えても苦しんで苦しんで苦しませなければならないという風に追い込まれて、 最終的にはハードゆ虐に走ってしまうから。 まりさ: 態度が生意気なので、精神的にネチネチといじめてやって、 自分が如何に矮小な生物であるものを身に染みて理解させてやりたいので、 可愛がるなんてもってのほか。 ぱちゅりー: ぶっちゃけ、興味なし。 その他: 基本、モブキャラ。 あと、このありすが、舌に肥えて、 木の実や草、虫を食べられなくなる心配(笑)をしている方、 ご安心ください。 今回、その設定はないと考えていてください。 どうしてもという場合、自分の頭の中で、勝手に想像してください。 ※これでビギッ!!って来た虐待鬼意山に、燃料投下して、 新たなゆ虐をゆっくり考えていってね!!! 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ふたば系ゆっくりいじめ 263 飾りの価値は 起 ふたば系ゆっくりいじめ 265 飾りの価値は 承 ふたば系ゆっくりいじめ 283 飾りの価値は 転 ふたば系ゆっくりいじめ 286 飾りの価値は 始 ふたば系ゆっくりいじめ 292 時をかけるまりさ 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 299 時をかけるまりさ 中編 ふたば系ゆっくりいじめ 304 時をかけるまりさ 後編 ふたば系ゆっくりいじめ 309 時をかけるまりさ 完結編 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆ虐を読みすぎて疲れたならこれを読むとリラックスする。 -- 2012-05-19 01 52 38 いい話。 -- 2012-04-02 17 37 41 ありすの「とかいは」は生き様というか有り方なんだろうな… 贅沢を知ってなお、山でゆっくりできるゆっくりは真のゆっくりなんだろう、と思う -- 2010-10-04 20 06 02 虐待SSでこういった変化球も面白いな~ ありすってあんまりゲスにして欲しくないのでこの作品は良かった -- 2010-09-24 22 05 16 虐厨の俺だがこのありすならとかいはとよんでもいい -- 2010-09-19 15 13 42 ありす愛ではゆっくりできるね! やはり自分には山の暮らしの方があっているという 事なんでしょうね こういう優しい話もいいもんですね ただし主人公はまりさ・れいむ以外に限りますがw -- 2010-09-17 16 00 14 深いなあ・・・ なんか「侍」と「サムライ」の関係に似てる気がします。精神も良くないと、いくら都会に居ても「とかいは」には成れないんですね。 -- 2010-07-15 08 07 43 「とかいは」とは、高尚な精神を表す言葉なんだなぁ。 「とかいは」と「都会派」は違うことなんですね。 -- 2010-07-05 01 49 46
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/856.html
体2 9KB ※『ふたば系ゆっくりいじめ 393 体』の続きです先にそちらを見なければわからない描写が存在します。 ※俺設定注意 ※一部他作者様の虐待を参考にしたものがあります。無断拝借申し訳ありません。 体2 小学校の敷地の隅で長ぱちゅりー達は震えあがっていた。 何せ自分達十匹以上でようやく追い返せる戦闘能力を持つ胴付き捕食種。子供とは言え彼女らですら手も足も出ない人間たちがこちらに走って来ているのだから。 事実、その子供たちは目を輝かせていた。最近街では見かけなくなったゆっくり。飾りを取って追いかけさせる”追いかけっこ”や、頭を切り取って枝でかきまぜる”薬屋さんごっこ”が久々にできる! 子供特有の純粋さからくる悪意なき残酷性は、鬼意山が行う”虐待”を文字通り遊び感覚でゆっくり達に施す。 1日中慣れないコンクリート上を歩きまわった疲労と先程の精神的ダメージによりにより逃げることすらかなわない。 「ゆあああ!はなせー!きたないてでさわるんじゃないんだぜー!」 「ありすたちはやまからきたとかいはゆっくりなのよ!あまあまといもむしさんをみつがなきゃゆるさなんだから!」 「むぎゅうううう。あなたたちはだまっててええええ!」 長ぱちゅりーは現在の状況をよく理解しているが、他のゆっくりは自分たちを捕まえた人間に対して罵声を浴びせた。決して人間との実力差を理解していないわけではない。ただれみりゃや雨に対する本能レベルの恐怖ではないので、こうしてつい強気に出てしまうのだ。 「あはははは。捕まってるのにこんなこと言ってるよ」 「ゆっくりって馬鹿だよな!どうやって遊ぼう?」 「そうだ!兄ちゃんがお父さんの車直してる時にいいこと教えてくれたんだよ。見て見て!」 そう言うと少年の1人はありすを小刻みに振り始めた。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ………んほおおおお!!!」 「うわっ、キモッ」 「TINTINだ!TINTINが出てきた」 「で、これに薄く切れ目を入れて…「んほぎゃああああ!ぺにぺにきらな「でゆっくり踏む!」 少年がありすの後頭部を踏みつける。すると体内のカスタードは逃げ場を求めて体の前面へと集まってきた。 ぷくーをしていないにもかかわらず、前から見ると膨らんでいるように見える。それに加え、眼球はカスタードに押し出されて今にも飛び出そうになっており、唇も分厚くなってきた。 中でも特に目を引くのは先ほど勃起させたぺにぺにだ。尖っていたはずが他の部位同様膨らんでいるだけでなく、切れ目を入れた先ではカスタードがたまってかなり大きくなっていた。 「ゆ…ぼ…ぼう…やべ…」 「そしてもう片方の足で前の方を思いっきり…踏む!」 ボンッ!という音と共にありすが弾けた。そのとき両目とぺにぺにが吹き飛んだが、さすがに重量があるのか、目玉は目の前に落ちただけだった。 しかし、軽いうえにかなり圧力がかかっており、加えて切れ目を入れて少し切れやすくしていたぺにぺには違った。5m先ほどに飛行機雲ならぬカスタード雲をつくってさながらロケットのように吹き飛んで行ったのだ。 これには他の子供たちも大はしゃぎだった。 「すげー!今の何!?」 「兄ちゃんがこかんのりゅーぎょドリルって言ってた。汚れちゃうしうまくいけばTINTINがかなり飛ぶから本当は公園で服を脱いでやったほうがいいんだって! 」 ビーダマンという単語が会話に出てこないところに時代の流れを感じる。 興奮で顔を赤くしている子供たちとは対照的に、ゆっくりたちは青ざめていた 「あでぃずーー!」 「ひいい!ゆっくりさせてー!ゆっくりさせてえええ」 「らんじゃま゛ーー!わがらにゃいぎょー!?」 長ぱちゅりーはクリームを吐きそうになるのを必死にこらえていた。 人間がゆっくりを殺したりHENTAIするところを何度か影で見ていたが、大抵はトリップ状態・無表情・悪意・嫌悪感のいずれかが顔に出ていた。しかし、この少年たちは違う。まるでおちびちゃんたちがちょうちょさんを追いかけているときのような無邪気な笑顔であのような非道を行ったのだ。 「なあ、他のゆっくりでもやってみようぜ!」 「よっしゃー!誰が一番遠くまでTINTIN飛ばせるか競争だ!」 「みんなそこに立って順番に撃とうぜ!」 怒り・混乱・悲しみ、そんなものを一瞬で吹き飛ばす発言にゆくりたちは一様に恐怖した。 「いやじゃああああ!しにたくないいいいいいいい!」 「きょせー!!!あべさだー!!!」 まずはちぇんを持った少年から始めた。 先ほど見たようにちぇんを興奮させる。 「ゆぶぶぶぶぶぶ…のびるよーーー!」 「ちぇええええん!ぺにぺにだしちゃらめえええ!」 そしてぺにぺにに切れ目を入れようとしたが、ちぇんが暴れてしまった。それによって、 「こら、暴れるなよ……あ」 「に゛ゃあああああ!ぢぇんのべにべにがあああ!?」 少年は手元が狂ってぺにぺにを切り落としてしまったようである。これでは「股間の龍魚ドリル」はもう再現不可能だ。これにより少年の不戦敗が決ってしまった。 「くっそー!」 「ただ今記録ゼロー!」 「あーあやっちゃったね。チョコが漏れて汚いからもう潰しちゃおっか。」 「やべdぶべら!」 今回も少年達は悪意でちぇんを殺したわけではない。ただもう傷ものだから生かすのも可哀想、それに暴れてチョコが飛び散るのも汚いと思っての行動だ。 しかし、当然ながらゆっくり休めばぺにぺにが無くても生き延びられるし、すりすりでも子供を作れる。小学生、それも低学年という知識の低さが招いた悲劇である。 残り4匹。次は自分だというさらなる絶望からより一層泣き叫ぶゆっくり達。そんな彼女たちにゆっくりの神は2度目の奇跡を授けた。 「こら、お前達もう下校時間なのに何やってるんだ?」 「あ、せんせー!」 「見て見てー!ゆっくりがいるんだよ!めずらしいよね」 「え?本当だ。野良なのか?飼いゆっくりじゃないのか?」 ゆっくり達は人間の大人という最大の脅威にも構わず必死で助けを求めた。当然だ。もともとの餡子脳に加えて、目の前の悪魔たちが声をかけただけで行いをやめたのだ。 長ですらもうなりふり構っていなかった。だれでもいいから助けてほしかったのだ。 「むぎゅうううう。おにいさんたすけてええええ」 「れいむたちまだしにたくないんだよおおお」 「まりさもうやだおうちかえりたいいいいいいいいい」 「ざーめんんんんんんんんんんんんんんん!」 「ちょっと静かにしろよ……見たところバッヂは無いな。よかった。こいつらどこで見つけたんだ?」 「グラウンドの隅っこにいたんだよ」 「野良ってすぐゆっくりゴミ箱に入れるか潰しちゃうから生きてるのって珍しいよねー」 「ところでざーめんって何?」 「そうめんの言い間違いだよ。お前ら街のどこらへんに住んでたんだ?」 「れいむたちはやまからどうなしのにんげ「ぱちゅりーたちはきょうやまからおりてきたばっかりなんですうううううううう。もうにんげんさんのまちにはこないからかえしてくださいいいい!」 間一髪、れいむが自爆発言のするのを遮って長は大きな人間に交渉をしはじめた。 「へえ山から。なんだ?食べ物が無くて探しにきたのか?」 「ちがうよまりさたちはゆっくりできな「にんげんさんたちはゆっくりしているからぱちゅりーたちもそこでくらそうとおもったんですう!でももうかえりますう!」 「ふうん。人間には住みやすくてもゆっくりには住みづらいからな。でも降りてきたって事は山はゆっくりできないんだろ?また降りてくるんじゃないのか」 「だんこんんんんn「もっとゆっくりしようとおもっただけなの!でもこんなにすみづらいんだったらもとのゆうっくりぷれいすにかえるわ!」 「せんせー、だんこんって何?」 「大根の言い間違いだよ」 長ぱちゅりーは手応えを感じていた。このままいけば解放どころか山まで連れて行ってもらえるかもしれない。そう考えると、仲間をうまく御しかつ交渉を進める自分の頭脳に自身が戻ってきた。 「よし!じゃあ俺がお前らを元の山に帰してやる。皆、いくらゆっくりだからって遊びで殺しちゃだめだぞ!」 「ちぇー」 「おもしろいのに」 「ちぇーもおもしろいもない。さあもう帰りなさい。」 「「「「「「はーい。先生また明日ねー」」」」」」 「ゆ…?たすかったの…?」 「もう…だいじょうぶなの…?」 「さきばしりぃ?」 「ああ帰してやるからついてこい」 「ゆあ…ゆあああああああ」 「いきてるよおおお!いきてるよおおおおおお!」 「にくぼおおおおお!」 「むきゅうう!おにいさんありがとおおおおお!」 駐車場に向かっている間も、ゆっくりたちは各々が生きていることに涙を流し続けていた。 ただ一匹、生還の喜びとは別にさらなる打算を考えているゆっくりもいた。そう長ぱちゅりーである。 むきゅう。ありすとちぇんがえいえんにゆっくりしてしまったわ。でもこのにんげんさんはわたしたちにあまい。うまくゆうどうすればなんでにんげんのおちびちゃんがどうつきなのかしらべることも…いえ、それどころかにんげんさんのじゃくてんもうっかりしゃべるかもしれないわ! 久々の森の賢者(笑)炸裂である。まあ口に出さずに考えるだけにしているのは称賛に値するが。 「山ってあの山だろ?ほら、車で連れて行ってやる」 「ゆああでっかいすぃーなんだぜ!」 「おにいさん!れいむたちにはおおきすぎてのれないよ!はやくのせてね!ぷんぷん!」 「まら!かさ!きのこ!」 「だ、だめよ、そんなふうにいっちゃ」 「ああ確かに高くて乗れないか。ほら、この中に入れ。そのままスィーに乗せてやるから」 「ゆわーいおそらをとんでるみたーい」 ゆっくりたちはまるで宙に浮いているように思える不思議な箱に一匹づつ入れてもらい、そのまま車に乗せてもらった。 そう…『透明な箱』に入れたままで。 【あとがき】 前作レス返し 今度は馬鹿ぱちゅりーを虐待する番だろ? 肝心のオチは? 悲鳴が足りないと思うよー また中途半端か どぼじでぞんなごどいうのおおおお!? ざぐじゃはあれでもいっばいいっばいなんだよおおおお! けど俺達はゆっくりの苛められるシーンを見たくて来てるんだ。 エロゲーでエロシーンがブラックアウトみたいなもんだろ。 なるほど…茸節の無い文学(笑)、汁差分の無い工房輝夜のようなものか… ずっとMAGかと思ってた そこそこ東方もゆっくりも見たけど聞いたことないなあ…魔具 まああそこは武装とか魔法障壁とかって書くべきでしたかね? 長ぱちゅりーには暗い未来しか待って無いし、他のゆっくりだって駆除されたんだから十分すぎるだろ ああ、作者の世界に光が満ちる… ROMってた時は批判・要求ってなんだよこのKY共って思ってましたけど、いざ自分で書いてみたらすごくためになりますね。 これからもご指導のご鞭撻よろしくお願いします。 でも…虐待描写疲れた。…今まで何も考えず薄いだの甘いだのレスしてたのが恥ずかしくなりました。 参考文献 饅棒「股間の龍魚ドリル」… ???様『ふたば系ゆっくりいじめ 244 ぽんぽんいたいよ』 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏 ふたば系ゆっくりいじめ 393 体 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る さすが子どもwwパネエwww -- 2012-04-21 17 44 26 先生は虐待お兄さんなのかー?加工所の人間なのかー? -- 2011-10-12 11 07 06 子供の描写うまいw -- 2011-06-04 06 26 04 ○ーめん?・・・だ○こん?・・・ おお、卑猥卑猥 -- 2011-01-21 22 42 24
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2740.html
・このSSには虐待されるゆっくりと愛でられるゆっくりがでます ・作者に都合の良い独自設定があります ・一部のゆっくりは漢字を使って喋りますので違和感を感じる人は読まないほうがいいかも ・このSSを書いたのはHENTAIあきです!分かってると思いますがHENTAIが嫌いな方は読まないほうがいいです! ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! 布団の中で一匹の胴付きみょんが顔を赤くして辛そうに息をしている。 その姿をみょんの飼い主であるお兄さんはその姿を心配そうに見ている。 「みょん大丈夫か?やっぱりもう一日一緒にいたほうがいいか。」 「心配しないでほしいみょん。お兄さんは学校さんがあるんだからお勉強さんにいってほしいみょん。」 みょんはまだ辛いがこれ以上お兄さんに迷惑はかけられないとそんなことを言う。 今までみょんに家事を任せっきりだったお兄さんは、慣れない家事やみょんの世話と疲労が溜っているのも事実だ。 加えてみょんが心配で大学にも行かずにいるのでみょんの方は自分よりもそちらのことを心配している。 「今日は大事な授業さんのはずだみょん。みょんはだいぶ楽になってるから平気なんだみょん!」 卒業に必要である授業を知っているみょんの言葉に、お兄さんは言葉も出ない。 本人よりもお兄さんに必要なことを把握しているみょんにまさにお兄さんの親代わりのようなものだ。 「一応終わったらすぐに帰ってくるけど、それまでゆっくりしてろよ。」 「お兄さんは心配症だみょん。みょんはお兄さんと違ってしっかりしてるみょん!」 大学に向かおうとするお兄さんにみょんはそんな軽口を言う。 最後まで心配そうな顔をしてお兄さんは部屋から出て行った。 「しかたないから半霊を使うしかないみょん・・・。」 お兄さんが部屋から出て行ったのを確認すると、みょんは嫌そうな顔をして半霊を見る。 ごく稀にゆっくりみょんには半霊と呼ばれる白玉で出来た謎の物体を連れている物がいる。 何のためにいるのか、どうしてすべてのみょんにいないのかと謎もあるが半霊がいるみょんは頭が良いものが多い。 「みょんが許可するみょん!今日だけゆっくりしてもいいみょん!」 そうみょんが半霊に言うと、嬉しそうに半霊がぐにゃぐにゃと体を動かし始める。 しばらくすると半霊が人玉のような形から布団で横になっているみょんと同じ姿に変化した。 「ちーーーーーーーーーーーーーーーーーー○ぽ!」 「喋るんじゃないみょん!恥ずかしいから口を開いちゃ駄目みょん!」 嬉しそうに卑猥な単語を口にする半霊をみょんは顔を赤くして半霊を叱りつける。 同じような姿だが大きさはみょんより一回りほど小さい。 その上みょん本人が普通に喋れるというのに何故か半霊が話せるのは卑猥な単語のみである。 「今日はしかたないけど、お部屋のお掃除をしてほしいみょん。終わったら好きにしていいみょん。」 「ろしゅつぷれい!」 「だから喋るんじゃないみょん!」 声をあげて部屋から出ていく半霊を不安そうに見ながら、みょんは薬をオレンジジュースと一緒に飲むとそのまま寝息をたてはじめた。 「まーらまーらまらかわかむり♪。どうていおとこのなげ~き♪。」 どこぞの映画に出てくる頭に残る歌を自身で喋れる卑猥な単語で歌いながら、半霊は部屋の掃除を始める。 人型でなくてもみょんと一緒に掃除をしてきているので、手なれた様子で部屋をてきぱきと片付ける。 「えろほん!きょにゅう!むしゅうせい!」 お兄さんが隠してあった秘蔵の本を発見して、半霊は嬉しそうに中身を読み始める。 みょんであれば即座にゴミ箱に捨ててお兄さんを説教するが、半霊は興味津津という風にじっくりと読み進める。 「ふぅ・・・。どうしてにんげんさんはこんなものをありがたるのか・・・。」 読み終えてすっきりしたのか哲人めいた言葉を言って、半霊は自分だけが分かる様に押入れの中へと本を隠す。 休憩を挟みながらも半霊は汚れていた部屋を片付け終えると、ゆっくりとおやつを食べ始める。 そんな一時を壊す存在が部屋の中へと侵入しようとしていた。 「まどさんはいじわるしないであいてね!れいむをゆっくりさせないなんてひどいよ!」 「いじわるしないであいてね!れいみゅおこるよ!」 「ゆっきゅり!ゆっきゅり!」 窓を見てみると野良と思われる薄汚れたゆっくり一家が窓に張り付いていた。 シングルマザーであるのかれいむが一匹に子れいむと未熟児である子まりさの一家だ。 そんな一家を確認すると、半霊は窓に近づいていく。 「いいところにきたね!どれいはさっさとこのまどさんをあけてね!そしたらあまあまをよういしてね!」 「たくさんでいいよ!さっさとしないとれいみゅがせいっさいするよ!」 「あみゃあみゃ!あみゃあみゃ!」 そんな一家の願いを聞いたのか、半霊は窓を開けて野良一家を部屋の中へと招き入れる。 汚い体で部屋の中に入ってくると、野良一家はさっそくお決まりのセリフを言う。 「ここをれいむとおちびちゃんのゆっくりプレイスにするよ!」 「おかあしゃんかっこいいー!」 「おきゃっしゃ!ゆっきゅり!」 部屋の主であるお兄さんの一応飼いゆである半霊を前にそう宣言する野良一家。 そんな一家の一員である未熟児まりさを半霊は静かに摘む。 「なにするの!れいむのだいやもんどのようにうつくしいおちびちゃんをきたないてでさわらないでね!」 「いもうちょだけずるいよ!れいみゅもやってね!」 そんなれいむと子れいむを無視して半霊は未熟児まりさのあにゃるに指を入れる。 そして蜜柑の皮を剥くように未熟児まりさの皮を一気に剥ぎ取った。 「ゆっぎゅりでぎにゃいいいいいいいいい!」 「ごうもんぷれい!」 悲痛な叫びをあげる未熟児まりさはそう言って黒い餡子の塊となり、半霊はどこか危ない表情をしてにまりと笑う。 突然の凶行に親であるれいむと子れいむは思考が止まるが、すぐさま現状を理解する。 「れいむのおちびちゃんがああああああああああああああああああああ!」 「ゆわああああああああああああああああ!れいむのいもうちょがあああああああああああああああああ!」 おそろしーしーを漏らす子れいむとれいむが大きな声で叫ぶが、半霊はそんなことを無視して未熟児まりさの体をいじくる。 「ゆぴい!ゆびびびびびびびび!」 ひとしきり体をいじくると半霊は未熟児まりさの中枢餡を引き抜く。 体を震わせていた未熟児まりさは甲高い声で一鳴きするとただの餡子の塊となった。 半霊は中枢餡を大切にテーブルの上に置いてあったおやつ用の皿に乗せる。 「このくそどれいいいいいいいいいいいいい!れいむのおちびちゃんをころしたゲスはしねえええええええええええええ!」 激高したれいむが半霊に怒りの体当たりを行うが、半霊はひらりとれいむの体当たりを避ける。 無様に顔から床にちゅっちゅをするれいむを放っておき半霊は恐怖で気絶した子れいむに近づいていく。 「おちびちゃんにげてええええええええええええ!」 「ゆ?どうしたのおかあ、おそらをとんでるみたい!」 気がついた子れいむが見たものはにんまりと笑っている半霊の顔であった。 妹の死にざまを見ていたれいむをさっきの恐怖を思い出す。 「いやだああああああああああ!れいみゅまだしにぢゃくないいいいいいいいいいいいいい!」 「ぜんざ!ぬれぬれ!」 逃げようともがく子れいむを、半霊は傷つけない様に体をマッサージし始める。 それを見たれいむは半霊が反省したものと思い態度を改めてえらそうな表情をして半霊を罵倒する。 「ゆ!よくかんがえたらあんなゆっくりできないおちびちゃんはいらなかったよ!だけどおちびちゃんをころしたんだから どれいはしっかりれいむのおちびちゃんにほうしするんだよ!」 「ゆゆ~ん!れいみゅきもちいいよー。」 適度な力で体をもまれている子れいむは気持ち良さそうにリラックスしている。 だが半霊はだんだんと子れいむを揉む力を強めていく。 「ゆゆゆゆゆ!なんぢゃかきもちよくなってきたよ!」 「なにしてるの!?れいむのおちびちゃんにへんなことしないでね!」 トロンとした子れいむの下半部からぺにぺにがその存在を主張し始めるのを確認すると、半霊はますます揺すり続ける。 「すっきりー!」 「とくのうみるく!」 子れいむから出された精子餡をコップの中に注ぎ終えると、半霊はまた子れいむの体を揺する。 一度すっきりしたにもかかわらず、子れいむは再びぺにぺにを立たせる。 「おちびちゃんだめだよ!そんなにすっきりーしちゃったらずっとゆっくりしちゃうよ!」 「うるさいよ!れいみゅはきもちいいんだからばばあがくちをださないでね!」 「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおお!」 そうしてまたもやすっきりーする子れいむ。 満足したのかぐったりと体を曲げる子れいむだが、半霊はまだまだ手を動かすのをやめない。 「あかだま!ふくじょうし!」 「やべでね!れいみゅもうすっきりしたくないよ!」 抗議をするが半霊を手を止めずに子れいむから精子餡を絞りださせる。 三度目のすっきりーを終えても、まだまだ半霊は手を止めない。 「すっきりー!すっきりー!すっきりー!」 「もうやべでええええええええええええええ!おちびちゃんがしんじゃうよおおおおおおおおおおおお!」 こうしてれいむの大切なおちびちゃんはその体を干からびさせるまで精子餡をコップに出し続けさせられた。 皮だけの萎んだ饅頭となった子れいむを、半霊は汚そうにゴミ箱へと捨てる。 「このくそどれいいいいいいいいいいいいいい!れいむがシングルマザーじゃなくなったでしょおおおおおおおおお!」 見当違いな怒りの声を上げるれいむを、半霊は両手で抱えると開けていた窓から放り投げる。 地面にぶつかって痛がるれいむを無視して半霊は窓を閉めると、鼻歌を歌いながら薬を探し始めた。 薬を見つけると未熟児まりさの中枢餡の乗った皿と子れいむから搾った精子餡の入ったコップをお盆に載せ、 みょんが眠っている部屋に向かおうとする。 「あけろおおおおおおおおおおおお!さっそとくそどれいはしねえええええええええええええええ!」 窓に体当たりを繰り返しながら怒声をあげるれいむを、半霊はお盆を一旦テーブルに置くと煩そうに窓を開ける。 怒りに燃えるれいむは開けられた窓から再び部屋に入って半霊に攻撃をしようとするが、 半霊は窓を開ける前に用意してあったはくろーけんでれいむの右目を突き刺した。 「れいむのきれいなおべべがああああああああああああああああ!」 「梅毒!淋病!クラミジア!」 右目からくろーくんを引き抜くと、半霊はれいむの顔じゅうに次々と穴を開けていく。 あんよである底部にも裏返してきっちりと穴を開けていき、歩けない様にする。 体中から餡子を垂れ流しているれいむを、半霊は外へと蹴りだしてこんどこそみょんのいる部屋へと向かう。 「あんこさんでないでね!あんこさんがでちゃったられいむがゆっくりできないでしょううううううううううう!」 動けずに餡子を垂れ流しているれいむはそんなことを叫ぶ。 れいむの餡子に惹かれたのか、れいむの周りに蟻が徐々に集まってきた。 「ありさんやめてね!れいむのあんこさんをもってかないでね!やべろっでいっでるでしょおおおおおおおおおおお!」 そんなことを言うが蟻はどんどん数を増やしていきれいむの餡子を巣穴へと運んでいく。 そのうちに餡子だけでなくれいむ自体を解体し始めた。 「いぢゃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!どうじででいぶがごんなめにいいいいいいいいいいいい!」 可愛いおちびちゃん(笑)を失い、自らの命すら失おうとしているれいむは自分の不幸を呪う。 だがこれはすべてれいむ自身が招いたことだ。 無理やりすっきりーして番であったまりさに愛想を尽かされ、狩りもろくに出来ずに人間の家にやってくる。 身から出た錆なのだがれいむはそのことに気付かずに、ひたすらこの世の理不尽を喚く。 そんなれいむを蟻はただ黙々と解体していき、れいむは徐々に失われる命を感じながら叫ぶ。 煩かった野良を追い出した後で、半霊は寝ているみょんを起こす。 「ピロートーク!」 「何なんだみょん?お掃除はもう終わったのかみょん。」 不審がるみょんに半霊は持ってきたおぼんに乗っている物を見せる。 「何だみょん?餡子さんの塊とこのどろっとした飲み物さんは?」 「ぜつりん!ギンギン!ひっちゅう!」 「体に良いみょん?確かに甘そうで美味しそうな匂いはするみょんね。」 ゆっくりの中でも特に美味とされる中枢餡、その中でも成体になっていないゆっくりの中枢餡はさらに美味とされる。 その上未熟児であったまりさの中枢餡であり、まさに珍味と言ってもいいだろう。 子れいむから搾り取った精子餡は牛乳と混ぜ合わせて、体に良いようにとレンジで程よい温かさになっている。 「せっかく作ってもらった物は食べないと悪いみょん。ありがたく頂くみょん!」 「ぺにーす!」 そう言って中枢餡を一かじりするみょんを半霊は嬉しそうに眺める。 ゆっくりと咀嚼するとみょんは中枢餡の味に驚く。 「なんなんだみょんこれは!?甘いけど全然しつこくないし、いくらでも食べれそうだみょん!」 未熟児をすぐに殺さずに苦痛を味あわせた中枢餡は市販のゆっくり商品とはまったく違う味であった。 熟練の虐待お兄さんでなければ、おそらく同じような味には出来ないだろう。 続けてみょんは牛乳と混ざった精子餡を飲む。 「ちょっとねばねばして飲みにくいけど、甘くて温かいから体がぽーかぽーかするみょん。半霊はどこからこれを取ってきたみょん?」 「・・・」 「都合の悪いときだけ喋らないんじゃないみょん!まあ美味しかったからいいみょん。」 半霊の用意した特別メニューをみょんが食べ終えると、さっきよりも顔色が良くなっていた。 今まで栄養はオレンジジュースでしか採っていなかったが、半霊の用意した手料理(?)で随分と回復したようである。 「どうしたみょん?ゆっくりしても良いんだから遊んで良いみょん。」 「そいね!そいね!」 半霊は不思議がるみょんの布団の横へと潜り込もうとし始める。 それをみょんはしょうがないと半霊を受け入れる。 「今回だけだみょん。」 「にょん!」 お兄さんが大学から帰ってくると、みょんと半霊が仲の良い姉妹のように布団で一緒に寝ていた。 みょんの風邪がすっかり治った後でも、半霊は今も人型の状態のままである。 お兄さんが半霊の変身姿を見てすっかり気に入ってしまい、そのままでおいてくれとみょんにお願いしたのだ。 人型になったことで半霊も食事を採る様になって食費が増えたが、お兄さんの友人にみょんと半霊とのツーショットを見せたところ。 「何これ可愛い!食費ぐらい私が出してあげるからもっと写真を撮って!」 さすがに現金を受け取ることは出来ないので、御裾わけとして美味しいおかずをGETすることになった。 また外で何やら叫んでいる活きの良いれいむをお兄さんが発見して補修し、 饅頭製造機として働いてもらうことでおやつも買わないですんでいる。 さすがに蟻がたかって汚かったので綺麗に洗って、生まれてすぐの赤ゆのみを食べている。 「みょん~にょん~。饅頭出来たからこっちおいで~。」 「半霊をにょんって呼ぶのはやめてみょん!」 「にょん!にょん!」 さっそく出来た饅頭を一緒に食べる為にみょんと半霊を呼ぶお兄さん。 半霊をにょんと呼ぶのは、みょんと言おうとしてにょんと言っているのをお兄さんが面白がって命名した。 「何で嫌なんだろうなにょん?こんなに可愛らしい名前なのに。」 「だってにょんってなんだかしーしーみたいで恥ずかしいみょん・・・。」 顔を赤くするみょんをお兄さんは小型カメラでこっそりと撮る。 友人に頼まれてせっせとおかずの為に今日もこっそりみょんの写真を撮るお兄さんであった。 「まあそんなことは良いから饅頭食おうぜ。今日もまた活きのいい饅頭を作ったからな。」 お兄さんはそう言って皿の上に乗った赤ゆ達をテーブルの上に置く。 「ゆぴぴ!ゆぴ!」 「ゆっきゅり!ゆきゅりしちぇね!」 「ゆゆきゅちさせちぇ!」 皿の上に乗っていたのはすべて未熟児だけであった。 半霊に傷つけられた時なのか、それとも蟻によってなのか分からないがれいむが生む赤ゆはすべて未熟児ばかりである。 店で買うと普通の赤ゆよりも割高であるが味が良い未熟児を食べられるとあって、お兄さんの財布は随分と楽になっている。 「やっぱり美味いなこれ。ぷちぷちして噛んでて面白いんだよな。」 「お行儀が悪いみょんお兄さん!」 「きん○ま!いんのう!」 爪楊枝で未熟児を刺して口に運んで食べる三人。 皿の上では爪楊枝から逃れようと必死に未熟児が逃げ回るが、すべて口の中へと消えていった。 「やべでえええええええええええ!でいぶのおちびちゃんはたべものじゃないいいいいいいいいいい!」 加工所特製の防音の透明な箱の中で我が子を食われていく様をじっくりと見せられるれいむ。 こうすることで精神的苦痛を味あわせて次に赤ゆを作らせる時にさらに味がよくなるという寸法だ。 今まで他人をゆっくりさせることが無かったれいむが、初めて他人をゆっくりさせることが出来るのであった。 おまけ 賢者の一時 「おにいさん・・・。」 「どうしたにょん。」 「どうしていきものはあらそわないといけないのかな・・・。」 「難しい質問だな、分かることは色々と理由があるんだ。」 「たとえばどんなりゆうがあるの?」 「自分と違う考えだったり、些細な一言だったり、きっかけは本当につまらないことだろうな。」 「かなしいことだね・・・。みんなでなかよくすればいいのに。」 「そうだな、だけどそれが生きてるってことなんだろう・・・。」 「言い訳はそれだけみょん?」 「「ごめんなさい。」」 顔を怒りでひくひくさせながら、みょんは全裸で正座しているお兄さんと半霊を冷たい視線で見る。 買い物から帰ってみればお兄さんと半霊が今まで処分していた本を見ながら楽しそうにワイ談をしていたのだ。 お兄さんはさっぱりとした顔つきで、半霊に至っては一人すっきりー真っ最中である。 季節はずれの寒い気温の中でお兄さんと半霊は一時間以上そのままでみょんに説教され続けたのであった。 後書き スレで卑猥な単語を離す胴付きみょんとそれを追いかける妖夢を見て閃きました。 実際妖夢が見たら相当ショック受けそうですし、幻想郷設定でなんか書くのはきついので胴付きみょんと半霊で書いてみました。 黄昏フロンティアさんの妖夢のスペカで半霊が妖夢の動きを真似る物があったので、ゆっくりでも似たようなことをさせてみました。 牛乳と餡子の組み合わせが普通なのかは分かりませんが、自分はドラ焼きや饅頭と一緒に牛乳を飲んで美味いと感じます。 最近ではHENTAIが増えていく中でHENTAIを嫌う人もいますが作風を変えないHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う ふたば系ゆっくりいじめ 1184 オレンジジュースを買いに ふたば系ゆっくりいじめ 1216 特異体質を持つ愛でお兄さん ふたば系ゆっくりいじめ 1233 新月の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 1247 しっかりゆっくりとうっかりゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 1268 一人ぼっちのゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 1280 新世紀覇王伝まちょりー ふたば系ゆっくりいじめ 1294 行列の出来るえーりん診療所 HENTAIあきの作品集 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 HENTAIあき感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1311 みょんな一日』 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2762.html
・最近徒然あきこと法然ちゃんが可愛くてしょうがないです ・でも、私もなかなかの少女臭だと思うんですが・・・どうでしょう 『余計なお世話』 D.O 【ゆっくりについて真剣に考える!性的な意味含め】がスローガンの街、虹浦市。 この虹浦市の一角には、私の家もある、通称『ゆっくりタウン』なる地域がある。 別に、その地域中をゆっくりが埋め尽くしているとか言う意味ではない。 ただ、ゆっくりに対して、少なくとも積極的な悪意を持つも人は少ないこの市内にあって、 特にゆっくり愛護精神の強いセレブ市民が集中して住むのがこの地域なのだ。 適度に林や広場があり、道路も歩車分離がしっかりしている地域ということで、 ゆっくり愛護セレブ達が目を付けたのだろうが、 昔からここに住んでる私の家のような、古い木造2階建てのボロ家の周囲に、 小学校が入るかという規模の高級住宅が並んでいる様は、正直居心地悪い・・・。 そんなこともあり、私は今でもゆっくりが嫌いだ。 -------------------------------------------- 私の名前は法然、若くどころか幼く見られがちだが、一応女子大生だ。 遊ぶのは好きだし、遊ぶのは大好きだし、 勉強するのは嫌いな、ごく一般的な女子大生だと思う。 だが、大学というところは困ったことに勉強をしにいくところらしい。 そんなわけで今日は、自宅のちゃぶ台の上にパソコンと参考資料を広げ、 貯めに貯めたレポートを必死で処理中だったりする。 「う~む。ホント、間に合うかしら。・・・やばいかも。」 そして、いつまで経っても減らない課題の量にうんざりし、イライラしている私の隣には、 兄が私の反対を押し切って飼い始めた、飼いゆっくりのれいむがいた。 大人しくゆっくりしていればまだしも、過去類を見ないほどに大騒ぎしながら・・・・・・ 「おねーさん、すっごくゆっくりしてないよ、ゆっくりしてね!ゆっくりだよぉぉおお!!」 「うるさいわね。ここで死ぬか、どっか行って死んでよ。」 「どうじでそんなごどいうのぉぉおおお!?」 とにかくうるさい。 その動揺の仕方は、これまで我が家で育った数カ月でも、初めてというレベルである。 どうやら、れいむは私がゆっくりしていないのが見逃せないらしいのだ。 「ゆぁぁ、ゆっくりさせなきゃ、ゆっくりぃぃいい!!」 などと泣き叫びながら、もみあげをバタバタさせたり、ちゃぶ台の周りを跳ね回ったり、 ちゃぶ台の上に載って、私の顔を覗き込んだりしてくる。 「あんたがゆっくりしてよ。ホント、すごく邪魔なんだけど。」 「れいむがゆっくりしてないわけないでしょぉぉおお!?おねーさんこそ、ゆっくりしてよぉ!!」 「あんたが近くにいるだけでゆっくり出来なくなるのよ。」 「ゆぁぁああ!?やっぱりおねーさん、おかしいよぉぉ!! れいむをみてもゆっくりできないなんて、どうぢぢゃっだのぉぉおお!?」 はぁ。こう言う自己評価のやたら高いれいむのことを、世間ではでいぶと呼ぶのだろうか・・・ 「そうだよ!おねーさん、すーやすーやすれば、ゆっくりできるよ!」 ごろんっ、と横になるれいむ。 「れいむのおなかで、ゆっくりすーやすーやしてね!!」 「いつもはあんなに嫌がるくせに・・・うう、眠くなってきた。」 いつもれいむを枕にしているのが、こんな形で私を苦しめるとは・・・ ああ、柔らかそうなお腹に、頭をのせてあげたい・・・じゃない!! 「邪魔よ!とっとと出て行きなさい!」 「ゆ、ゆぁぁああ!!いっつもねてばっかりのおねーさんが、おねーさんがぁ!!」 「失礼な事言うな!!」 ますます落ち着きを無くして、オロオロと部屋中を跳ね回り始めてしまった。 失敗だ。 「ゆぅぅ、そうだよ!ちょっとまっててね、おねーさん!」 そう言うと、今度はれいむが私の部屋に作った『おうち』こと、 部屋の隅に横倒しにしたダンボールの中で、ごそごそと何かを探し始めた。 なんで私の部屋に作るんだろ・・・飼ってるのは兄のはずなんだけど。 ゴソゴソゴソ・・・ 「ゆっ!みつけたよ!!」 そして、ペンケースサイズのピンク色の小箱を取り出す。 「おねーさん!れいむのたからものをみせてあげるから、ゆっくりしてね!!」 そう言うと、れいむはその小箱を開け、中から宝石を散りばめたようにカラフルで、 ほのかに甘い香りのする消しゴムを取り出し、私に見せてくれた。 ・・・ていうかそれは、無くしたと思っていた私のペンケースだ。 「返せ。」 「ゆぴゃぁぁあああ!!どうぢでぇ!れいむのたからものなのにぃぃぃ!!」 「こっちも返してね。」 「ゆぴぃぃいいい!!れいむのたからばこさん、ゆっくりかえしてぇぇええ!!」 盗人猛々しい、と言うのとは違うか? まったく、ホントに迷惑な奴だ。 「おねえさんがつかってるとこなんて、みたことないのにぃぃ・・・。 れいむ、ずっとたいせつにぢでだのにぃぃぃ・・・。」 「いちいち失礼ね。私が普段勉強してないみたいじゃない。」 だが、これで諦めるれいむではなかった。 「ゆぅぅぅ、そうだよ!だーりん、だーりぃぃん!!」 ガラッ! れいむの呼びかけと同時に、部屋の扉が開く。 「どうした、マイハニー。」 「クソ兄貴!入ってくんじゃねぇ!殺すぞ!!」 兄の徒然のことは、そんなに悪い兄だとは思っていない。 優しく、顔もどちらかといえば端整で、兄の友人の話では、職場でも超がつくほど優秀らしい。 ただ、一つだけ問題があった。 れいむにベッタリ甘々なところが。 「だーりぃん。おねーさんが、ゆっくりしてないんだよぉ。」 「そうか、それは困った。ハニー、どうしようか。」 「きっとおねーさん、あまあまがたりないんだよ。だーりん、あまあまをもってきてぇ。」 「うん、ハニーの言うことなら間違いないな!よし、5秒で持ってくるよ!」 キッチリ5秒後、私の作業するちゃぶ台の上に、山盛りのケーキとシュークリームが置かれていた。 目の前で作業してたのに、いつの間に準備されたのかさっぱりわからなかった。 職場ではさぞ有能なんだろうな。 「おねーさん!」 「法然!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 ・・・・・・ちなみに、私は甘いものとゆっくりが大嫌いだったりする。 「二人とも出てけ。」 「「どうぢでぞんなごどいうのぉぉぉおお!?」」 --------------------------------------------------- 30分後。 ここは法然お姉さん家の庭。 ごく一般的な広さの庭は、数本の木が塀沿いに植えられ、 地面もキッチリと手入れがされた芝生で覆われている。 ここを手入れしているのは、もちろん徒然お兄さん。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりー!」 周囲のどの家でも、小学校の体育館が2~3個入りそうな広大な庭があるというのに、 隣近所の飼いゆっくり達は、いつも法然お姉さん宅の広くも無い庭をたまり場にしていたりする。 広すぎるとかえって落ち着かないらしいが、これは、野生の頃の習性か何かなのだろう。 「ゆっくりしていってね・・・」 「ゆゆっ?ゆっくりしてないよ?どうしたの、れいむ。」 「ゆぅ・・・じつはね・・・。」 そして今日もまた、れいむの友ゆっくり達は大勢集まり、井戸端会議を始めていた。 ちなみに普段の話題と言えば『ゆっくりしてる?』『ゆっくりしてるよー。』程度。 これで昼から日が暮れるまでずっとゆっくりしていられるそうなので、 飼いゆっくりという連中はよほど暇な様である。 「おねえさんが・・・ゴニョゴニョ・・・ゆっくりしてなくて・・・ゴニョ。」 「それはとかいはじゃないわね。れいむくらいゆっくりしてたおねーさんなのに・・・」 だが、今日の話題は法然お姉さんについての物になったようだ。 「おにーさんが、いちにちじゅうつくえにむかってると、げんじつでゆっくりできなくなるっていってたみょん。」 「いちにちじゅうむーしゃむーしゃして、すーやすーやして、ゆっくりしてたのに・・・わからないよー。」 「むきゅぅ、これはゆっくりしてないわね!ぱちぇもまどうしょで、げんいんをしらべてみるわね。」 「それじゃあ、さとりもおねーさんに、さぐりをいれてみますね。」 「じゃあふらんは、ドスにも知らせてくるね。」 「みんなェ・・・ゆっくりありがとうだよぉ。」 みんな、とても飼いゆっくりらしい、協力的なゆっくり達であった。 いつもみんなのリーダー的立場(問題行動の元凶とも言う)で元気一杯ゆっくりしているれいむが、 しょんぼりとしていたのだから、協力したいという気持ちもなおさらなのであろう。 そして、再びゆっくり達によるレポート作成妨害作戦が始まる・・・ -------------------------------------------- 「おねーさん、もうだいじょうぶだよ!ゆっくりできるよぉっ!!」 「今ちょうど、ゆっくり出来なくなったわ。」 れいむが普段良く遊んでいる、お隣のZさん家の飼いゆっくり4匹を連れて戻ってきた。 またうるさくなるなぁ。 「ゆっくりれっど!れいむ!」 「ゆっくりぶらっく!まりさ!」 「ゆっくりぶらっく!みょん!」 「ゆっくりぐりーん!ちぇん!」 「ゆっくりれっど!ありす!」 「「「「「みんなそろって、ゆっくりふぁいぶ!!」」」」」(キュピーン!) 「何で、レッドとブラックが2匹づついるのよ。」 Zさんはそっち系のマニアという噂を聞くので、この4匹も影響を受けたのだろう。 ファイブという単語は知っていても、恐らく意味はわかってないと思う。 「れいむはぶらっくにしてほしいわ。れっどは、とかいはなありすがやるのよ。」 「ゆっ?なにいってるの?ありすはいえろーさんでしょ?ゆっくりりかいしてね。」 「むほぉ!?ありすは、かれーらいすさんなんてたべられないのよ!れいむこそ、ゆっくりりかいしてほしいわ!」 私の迂闊な一言のせいで、さらにうるさくなってしまった。 「ぶらっくはまりさだよ!みょんはほわいとだよ!ゆっくりりかいしてね!!」 「みょーん。でも、ぶらっくはかっこいいみょん。」 「みょんはかっこよくなんてなくていいんだよ!だって、だって、みょんはとってもかわいいんだよ!!」 「み、みょーん!(ドキーン!)」 図らずも、カップルの誕生まで手を貸してしまったらしい。 と、ちぇんは一匹私の足元でゆっくりしている。 「あなたはあいつ等のお話に加わらないの?」 「ちぇんはぐりーんだからだいじょうぶだよー。かぶらないんだねー。」 「へぇ。(今度Zさんに、めーりんを勧めてみようかしら)」 ・・・・・・30分後。 「ゆっくりれっど!れいむ!」 「ゆっくりぶらっく!まりさ!」 「ゆっくりほわいと!みょん!」 「ゆっくりぐりーん!ちぇん!」 「ゆっくりごーるど!ありす!」 「「「「「みんなそろって、ゆっくりふぁいぶ!!」」」」」(キュピーン!) 「さっさと帰りなさい。」 みょんの頭上にはいつのまにか、まりさとの間にできた5匹の赤ゆっくりがぶら下がっているので、 ゆっくりファイブではなくゆっくりテンかもしれない。 ともあれようやく本題に入るらしく、 ブラック、もといまりさが、私に自信満々な顔で言い放った。 「ゆっくりふぁいぶがぜんりょくで、おねーさんをゆっくりさせるよ!」 「させるわ!」「わかるよー!」「みょーん!」 なんか、突っこむ気力もなくなってきた。 「・・・もう、どうでもいいから静かにしてね。」 むーしゃむーしゃ!むーしゃむーしゃ!! ゆっくりファイブがむさぼり食っているのは、 先ほど徒然兄が持ってきた、山盛りのケーキとシュークリーム。 見るだけで胸焼けがしていたケーキの山が、あっという間に無くなっていく。 ・・・なんか、あったらあったで気持ち悪かったけど、 ゆっくりに食われたと思うとすごく腹が立ってきた。 「「「「「ゆっくりごちそうさまでした!!」」」」」 などと考えている間に完食。 さて、これで私をどうゆっくりさせるつもりなのやら・・・ 「みんないくよ!!せーのっ!!」 「「「「「し、し、し、しあわせー!!!」」」」」 「・・・。で?」 「ゆっくりできたでしょ?ひっさつの、『しあわせーふらっしゅ』だよ!!」 「・・・・・・ん?」 説明しよう!『しあわせーふらっしゅ』とは、 ゆっくり達が普段行なう『むーしゃむーしゃ、しあわせー』の『しあわせー』を、 食事中ずっと我慢して完食し、5匹同時に『しあわせー』を行なうことで、 その蓄積されたゆっくり力を一気に放出、周囲の全ての生物を巻き込んで『しあわせー』にしてしまう必殺技なのだ!! 「そんなもん無ぇよ。」 どごっ!!×5 「ゆびゃんっ!?どうじでぇっ?」 「わからないよー。おねーさん、さっきよりごきげんななめだよー。」 「むほぉ。きっとおねえさんは、『ゆっくりのあんこくめん』にそまってしまったんだわ。」 「あ、『あんこくめん』だってー!?」×4 「そうよ、おねーさんはいま、どんなゆっく」 「出てけっ!!!」 「おそらっ!!!」×5 5匹はこの日、確かに空を飛んだ。 れいむはまっすぐゴミ箱へ、そしてみょん以外の3匹は窓から外の植木の茂みへと・・・ みょんは妊娠中なので一応配慮。 窓からポテンと軽く放り捨ててあげた。 「むっきゅ~ん。むっきゅりしらべおわったわ~。」 「ん、今度はお向かいのぱちゅりーね。何の用?」 円筒形のゴミ箱にすっぽり収まったれいむを、どうやって兄に気づかれないように処分するか考えていると、 向かいの凡さん家で飼われているけんじゃ(涙)のぱちゅりーがやってきた。 「む、むきゅ、れいむが、おねーさんをゆっくりさせてって・・・」 「出て行きなさい。それが、私をゆっくりさせる唯一の方法よ。」 「むきゅ~。そんなこといわないで! ぱちぇは、おねーさんをゆっくりさせるほうほうを、まどうしょからみつけてきたのよ!」 「・・・ふーん。一応言ってみなさいよ。」 「おねーさん!『かれし』と『でーと』すると、きぶんてんかんになるわ!」 「死ね!!」 ぱちゅりーはこの日、はじめて空を飛んだ。 道路を挟んだお向かいの玄関まで・・・ 「はぁ、本格的に邪魔しに来たようね。これは困った。」 などと思って玄関の扉を閉め、振り返ると 「さとりにはおねーさんのこころがまるみえなのです」 「うわぉっ!?驚いた。何!?さとり!?」 今度は私の真後ろにゆっくりさとり。 確かお隣の車田さんの飼い主だったはずだ。 ・・・ウチのれいむも、随分人気者ねぇ。 友達甲斐のある、いい友ゆっくりがいるわ。 私よりご近所づきあいいいんじゃない?迷惑だけど。 「うふふ・・・さとりに、かくしごとはできませんよ。 おねーさんがゆっくりできないりゆうを、すべてあばいてあげますね。」 言いたい事を言ってくるあたりも、これまでの連中とおんなじだ。 さすがれいむの友達。 「そんなのいいから、早く私を1人にしてよ・・・。」 「みえました。おねーさん・・・はやくひとりになりたい、とおもってますね。」 「帰れ。」 -------------------------------------------- はぁ、心配してくれるのは、正直悪い気もしないんだけど、状況が状況だけに、 素直に喜んであげるわけにもいかないし、困ったもんだ。 それにしても、勉強中の私って、そんなに違和感あるのかしら。 ちょっと反省した方がいいかもしれないなぁ。 でも、とにかく今日はレポートだ。 もう日も暮れて、追い込みに入らないとヤバ・・・ 「ゆっくりしていってね!!」 部屋に戻ると、ふらんをおさげにぶら下げた、私より図体のでかいドスがいた。 たしか2匹とも、我が家の裏手の豪邸に住むわん子さん17歳の飼いゆっくりだったか。 その体高4mを越える大柄なドスが、 部屋のど真ん中に・・・窓と天井を破壊して鎮座している。 破壊して・・・・・・ひでぇ。 「おねえさん、ドスがゆっくりさせてあげるよ!」 「ふらんもきたから、あんしんしてね!」 「ああ・・・うん・・・大丈夫・・・・・・・だいぶゆっくりしてきたから・・・」 ちなみに、ドスのあんよの下には、ぺしゃんこになった私のパソコン・・・ 外付けハードディスクも、フラッシュメモリも全部まとめて破片が見えている・・・ 壊れたかは知らないが、今日中にデータの復帰は無いだろう。 ・・・・・・終わった。 結論から言うと、私が抱えていた多数のレポートは、全て提出期限が延期されたので、 何の問題も無くなった。 ドスの件について飼い主のわん子さん17歳に話をした所、大変責任を感じたらしく、 学校に圧力をかけて期限を延期させてくれたらしい。 そうでなくても、パソコンの弁償と言って以前使ってたパソコンの50倍の値段の、 明らかにオーバースペックな代物をくれた上、 破壊されたハードディスクや他メディアからも、9割9分データを回収してくれたと言うのに。 やはり金持ちはやり方が違う。 -------------------------------------------- いやぁ、結果オーライとはよく言ったもので、 レポートも2度同じ課題を書くとなると、さすがにそれなりのクオリティのものができた。 課題の評価も上々、すっかり古くなっていたパソコンも新品になったし、 よかったよかった。 ゆっくり達には絶対感謝してやる気は無い。 ともあれ、そんなわけで現在は再び、れいむ達が慣れ親しんだ元の生活に戻っている。 れいむやその友達も、私がゆっくり並の怠惰な生活に戻ったのを見て安堵し、 最近は奇行に走ったりせず、今日も庭で井戸端会議をしているようだ。 全ての課題から解放された後に、無駄に時間を使うのってサイコー! では、今日は、落ちモノ系の対戦型パズルゲームで、れいむをコテンパンに叩きのめして溜飲を・・・ 「あれ?あ、ちょっ!?えぇぇ・・・4連敗・・・」 「げーむさんは、ゆっくりしてるね!」 「・・・オイ。あんた、私に何の恨みがあんのよ。」 そう、いつもそうなのだ。 このれいむは、いつも私の邪魔をする。 「ゆぅぅ!?どうしたの?ゆっくりしてないよ?」 「私に勝てって、いつ言ったのよぉぉおお!!」 「ゆぅぅぅぅううう!?」 私は、やっぱりゆっくりが大嫌いだ。 餡小話掲載作品 町れいむ一家の四季シリーズ→休止中につき、D.Oの作品集にてご確認あれ ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ ふたば系ゆっくりいじめ 873 ゆっくり向けの節分 ふたば系ゆっくりいじめ 924 みんな大好きゆレンタイン ふたば系ゆっくりいじめ 934 暇つぶし ふたば系ゆっくりいじめ 943 軽いイタズラ ふたば系ゆっくりいじめ 1016 お誕生日おめでとう! ふたば系ゆっくりいじめ 1028 ゆっくり工作セット ふたば系ゆっくりいじめ 1148 愛でたいお姉さん ふたば系ゆっくりいじめ 1161 ありすの婚活 ふたば系ゆっくりいじめ 1241 野良も色々 ふたば系ゆっくりいじめ 1245 労働の意義 ふたば系ゆっくりいじめ 1252 ドス対処法 ふたば系ゆっくりいじめ 1257 続・ドス対処法 ふたば系ゆっくりいじめ 1266 赤い風船に乗せて ふたば系ゆっくりいじめ 1271 ゆっクリニックへようこそ ふたば系ゆっくりいじめ 1310 良好な関係 本作品 D.Oの作品集 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 D.O感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1327 余計なお世話』 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1800.html
ゆっくり草 14KB 虐待-普通 虐待-いじめ 愛で ギャグ パロディ 小ネタ 野良ゆ ゲス 現代 虐待人間 愛護人間 短編集です、自分にはやはりショートが向いているようで。 序章 徒然なるままに日暮に PCに向かいて心に移り行く ゆっくり事をそこはかとなく書き留めれば いつの間にか日が変わっていたよ 徒然あき 第一章 「幸せ」 「ゆわーん!おぼうしかえしてね!かえしてね!!」 まったく、帽子くらいでそんなに騒ぐなよ。 さっきまでの威勢の良さはどうしたんだ?なあ、まりさちゃんよ? 「ごべんなざいぃ!あやばりまずがらおぼうじがえじでぇ!!」 きったねぇな、そんな事で泣くなよ。 まりさちゃんは強いんだろ?だったらお帽子取られたくらいで泣いちゃだめだろ? 「いじわるじないでかえじでよぉぉぉ!かえぜぇぇぇぇぇ!!」 人にお願いする時はそれなりの態度じゃないとだめだろ?あーお帽子破りたくなってきたなー 「やめでくだざいぃぃ!ごべんなざいぃぃ!おぼうじがないどゆっぐりでぎないんでずうぅぅぅ!!」 ゆっくり出来なくても死ぬ訳じゃないんだろ? なら別に良いじゃん、野良なら帽子無いの結構居るし。 「おぼうじがないどまりぢゃじんじゃうよぉ!おぼうじはいのじよりだいじなんだよぉぉぉ!!!」 ん?!なんて言った今?お帽子は命より大事なのか? ………ならこうしよう、命をとるか、帽子を取るかどっちかだ? 「ゆん?!」 アホなお前にも解りやすく説明してやろう。 お帽子を助けるならお前を殺す、お前を助けてほしかったら帽子を破る。 さあ、どっちだ? 「…………そっそれは……」 「…………………」 「……………」 「まりさのおぼうしはすてきだねーさすがれいむのまりさだよ」 「ゆふん♪それほどでもあるのぜ!」 「まりさのおぼうしはとってもとかいはね!」 「ゆふふ♪もっとほめるのぜ!」 「むきゅぅ、まりさのおぼうしはきれいね、うらやましいわ」 「ゆっへん♪もっとうらやましがるのぜ」 それはまりさが見た幻。 とても幸せな幻、とても儚い幻。 でも、まりさにとっては現実なのです。 まさか、本当に命より大事だったとはね、まいったね。 こんな天晴れな馬鹿は始めて見るね。 そう、それは潰されたまりさが見た幻。 でも、まりさはとても幸せそうな顔で死んでいます。 あなたはこんな顔で死ねますか? 完 第二章 「Rock You!」 「ミナサンコンニチハ、キョウハタップリタノシンデイッテクダサーイ!!」 「1・2・3」カンッ!カンッ!カンッ! ドドドスドドドスドスドスドスドドドドドドンドンドン♪ ■■■■■ ■■■ ■■■■ ■■ ■■■■ ■■■♪ これは今一部の間で人気急上昇のパンクバンド「U-Rock」のライブの様子だ。 国内外でいろいろと話題になっており、一般人でもその名前を知っているほどである。 音楽性、パフォーマンスなどいろいろ目新しいバンドではあるが、 何より話題になっているのはこれだろう。 「れいむのかれいなおどりにみとれてね!!」クネックネッ 「まりささまのかれいなだんずをおがむんだぜぇ!」ポヨムッポヨムッ 「ありすのほかいはなすてっぷによいしれていってね」ポッポッポッ バックダンサーにゆっくりを採用しているのだ。 パンクのリズムに合わせて激しく怪しく踊るその姿は、 愛らしくもあり、憎たらしくもあり、会場は更なる熱気に包まれていく。 バンドメンバーとゆっくりと観客が一体となったその空間。 不思議な心地よさと苛立ちと、そんな感情が入り乱れ、会場にいるすべての者が」ハイになる。 「ゆっはぁぁん!れいむ、たのしくなってきたよぉぉぉん!」ピコピコッワサワサッ 「まりさももりあがってきたんだぜぇぇぇぇ!!」キリッ! 「んっほぉぉぉぉう!さいこうにはいってやつねぇぇぇぇ!!」カクカクッ このバンドはライブ以外にPVでもゆっくりを使っている。 種類は通常種、希少種、ドス、胴付と様々。 ライブDVDとプロモーションDVDの売り上げも好調である。 ライブも終盤、会場はクライマックスだ。 「ミナサンタノシンデイタダケマシタカー?」 (*1)))) 「ムラムラキテマスカ?!」 (*2)))) 「イライラシテマスカ?」 (*3)))) 「イライラMAXデスカーー?」 (*4)))) 「OK!ソレデハイキマショウ!!!!」 そう叫ぶとボーカルのP・ユッケンジャーがギターを振りかぶる。 ほかのメンバーも、ダンサーゆっくりの方に向き直る。 「ゆゆっ!みとれていってね!もりあがっていってね!」ドガッ!! 「!?」 P・ユッケンジャーのギターがダンサーゆっくりを次々に粉砕していく。 ほかのメンバーも、ダンサーゆっくりを客席に放り投げたり楽器で潰していく。 スタッフが客席に追加ゆっくりを放り込む。 観客はそれに群がり潰していく。 「やべでぇぇぇぇぇぇ!!」 「ゆっぎぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 「わがらないよぉぉぉぉぉぉ!!」 会場は熱気と、狂気と、悲鳴と、甘い匂いにつつまれていく。 このバンドは当然ゆっくり愛護団体等からクレーム殺到である。 国によっては放送禁止になってるが、当人達はお構いなし。 ゆっくり愛護など、くそ喰らえ!といった感じの連中だった。 国内で販売されたデビュー曲のPVは、胴付ゆうかと胴付うどんげの妖しい絡みがあったため発禁になった。 おかげでかなりのプレミアがついている。 「ミナサンスッキリデキマシタカー?」 (*5)))) 「タノシンデイタダケテコウエイデスーアリガトウ!トーキョー!!」 P・ユッケンジャー パンク界では彼のことを、「ゆ虐の賢者」と呼ぶ。 完 第三章 「ユトリ教育」 「皆さん、今日2月22日は何の日ですかー?」 「はーい先生、2(のら)2(ゆっくり)2(ゼロ)の日です。」 「はーい、よく出来ました。ですから帽子とゴム手袋、ゴミ袋を持って校庭に集合してください。」 「「「「はーい!」」」」 政府が有り余る資源「ゆっくり」を教育に取り入れようと考案したのが「ユトリ教育」である。 大まかな方針は決めてあるものの、細かいものはほとんど県や自治体任せといったお粗末なものである。 この学校では学区の美化を目的として、毎月決められた日に野良ゆっくり清掃を行っている。 この町では野良ゆっくり問題が深刻で、町の美観をそこねると保健所等が対応していたが追いつかず、 この学校でも美化運動に取り組んでいるのだった。 「みなさーん、車に気をつけて清掃しましょうねー」 「「「「はーい、校長先生ー!」」」」 「あーめんどくせーなー」 「ちょっと男子、まじめにやりなよー」 「でもさー野良ゆっくりってきたないんだよなー ……あーそうだ、お前ひろったのよこせよー」 「やーだよ、ベー」 ゆゆっ!はじまったみたいだよ、ゆっくりかくれるよ! ゆっくりりかいしたよ!! ばかなちびにんげんがいっぱいなのぜ、おどかしてあまあまをようきゅうしてやるのぜ! にんげんさんにごあいさつましょうね はーい! むきゅ!こんげつもはじまったのね、むのうなゆっくりはつかまえられるといいわ! 様々な思いが交差する。 「やい!ちびにんげん!いたいめをみたくなかったらあまあまをよこすのぜ!!」 「うわっ!きったないゆっくりだなー」 「どこにめをつけているのぜ!こんなびゆっくりをまえに、しつれいなちびにんげんなのぜ!」 「あーまりさですね、ちゃんと分別して袋に入れるんですよー」 「はーい」 「ゆゆっ!なにするんだ……おぼうしかえしてぇぇぇ!!………おそらをとんdぶべ!」 ゆっくりはまりさゴミ、れいむゴミ、ありすゴミ等の種族に分けられる。 分別収集の概念を教えるためである。それと同時にお飾りゴミも分別される。 捕獲する前にお飾りを奪うのは無駄に抵抗させないためである。 攻撃的な野良も、お飾りを取られた時の行動パターンは制限されるため、 生徒に危害を加えるようなこともない。 清掃効果としてはまずまずの成果を挙げている。 当然賢いゆっくりは捕まらない様にしているが、アホなゆっくりのほうが圧倒的に多い。 何より、勝手に増えるので毎回大量に捕獲される。 「はい、今日も沢山集まりましたねーでは、ゆゆこに食べさせてあげましょう」 「「「「はーい」」」」 「こぼね♪こぼね♪」 「ゆゆこはかわいいねー」 「ゆぎゃぁぁぁぁ!ばでぃざをだべるなぁぁぁぁ!!」 「こほね♪こほね♪」 集められたゆっくりは汚い物からゆゆこに与えられる。 ゆゆこの可愛さに生徒は癒される、これも「ユトリ教育」の一環である。 ゆゆこの面倒を学校で見ることで生き物を大切にする心を学ぶのだ。 綺麗な物は加工所に引き取られ換金、集まったお金は寄付される。 学校によってはゆっくりを過剰なほどに愛護していたり、 性教育に胴付を使って問題になった所もあるが、この学校は成功している良い例だろう。 今日も学校には生徒の楽しそうな笑い声と、ゆゆこの「こぼね♪」が聞こえる。 完 第四章 「針治療」 『針治療 怪我、病気、性格なんでも治療します』 そう書かれた一軒の診療所。 ここは針治療専門、それもゆっくりのだ。 ゆっくりは思い込みの生き物と言われている。 まあ実際は生き物かどうかも怪しいものだが、ゆっくりは思い込みが激しい。 どうやって生きているのかも解らない、解っていない不思議饅頭に針治療が有効かどうか? ゆっくりにツボの様なものがあるかは知らないが、 少なくてもこの「針治療」ではツボは用いない、東洋医学の神秘とかそういう物もない。 では、どうやって治療しているのか? それは先ほど話した「激しい思い込み」である。 ゆっくりの思い込み、それは時に己の体に影響を及ぼすほどのものである。 「病は気から」とか「精神力」と言う言葉があるが、 まさにゆっくりはそれを自ら体現したような存在である。 そう、この「針治療」はまさにそれを利用しているのである。 ゆっくりの体は全身神経のようなもの、ゆえに無駄に痛がりだったりするのだ。 気にしてなければ何とでもない様なのだが、気にしだすと無駄に痛がる。 針を刺せば当然それを意識して痛がるのだ。 しかし、医師はこう告げる。 「これは治療だよ、簡単に言うと君の病気(もしくは怪我)を治すためにやっているんだよ」 この言葉を真に受けたゆっくりは、思い込みの力を発揮し必死に体を治そうとする。 これだけ痛い思いをしているんだから、治らないはずはないと自分に言い聞かせるのだ。 それと同時に次々増やされる針、早く治さなければまた痛い目に合わされる。 その思いが自然治癒能力を急激に加速させるのだ。 まあ、偉そうな事を述べているが要はゆっくり任せなのだ。 では、性格はどの様に治すのか? 「では、このでい…れいむちゃんのゲス治療でよろしいのですね?」 「そういってるザマしょ、まったくこれだから庶民は面倒でこまるんザマス!」 「……わかりました、ではさっそく診察を開始します。」 「ゆゆっ!きたないてで、でいぶをさわらないでねじじい!」 「そうザマス!変な病気でも移されたら大変ザマス!」 「……あーストレス貯まる」 「何か言いましたか?」 「…いえ、なにも」 ペットは飼い主に似ると言うが、まさにそれを地で行ってる依頼主。 それでも飼ゆがゲスになったという自覚はあるようだ。 男はゲスれいむをケースに入れたまま、診察室に運ぶ。 「きたないへやだね!びょうきになったらせきにんをとってもらうよ! それとはやくあまあまもってきてね!まったくきがきかないよ!!」 「………ゲスと認定、これより治療を開始します。」 「ゆゆっ!げすっていったの?れいむはげすじゃないよ!!ひどくきずついたよ! しゃざいをようきゅうするよ!」 男はれいむの声に耳も貸さず、淡々と治療の準備を整える。 長さの異なった針、その中から使うものを慎重に選び出す。 怪我や病気の治療ではゆっくりの皮膚、つまり皮に針を刺すのだが今回は違う。 「俺の針に神が宿る……いくぞ!」 「なにいってるの?ばかなの?しぬの?!」 「はっ!」プスッ! 「ゆゆゆゆっ?!」 「……………ユピィィィィィィーーーーーーーーーー」コリコリコリコリコリコリ! 性格は思い込みでは治せない。 むしろ思い込みでそうなったのだ、ではどうするのか? その答えはこれ。 皮ではなく、餡に針を指す。 正確には中枢餡と呼ばれるものを刺激して、正確を治そうというものだった。 当然それなりのリスクもある、中枢餡を破壊されればゆっくりは死んでしまうからだ。 詳しいことは解明されていないが、「中枢餡」と呼ばれるものはゆっくりの核となるもの。 人間で言えば、心臓や脳に針を刺すような危険な行為だ。 中枢餡の位置、大きさを正確に把握しそこに針を打ち込む。 当然傷つけすぎず、程よく刺激しなくてはならない。 針を刺されたれいむは白目をむき、口からだらしなくよだれをたらし、苦悶の表情を浮かべる。 「はーすっきり……じゃなかった成功したかな?」 「ガガガガガガ」 「………」 治療を終えたれいむを飼い主の元に戻す。 当然診察室に持ち込んだ時のように、ケースに入れて連れて行く。 ちなみに診察室は防音加工されており、一切の音漏れはない。 ゆっくりの悲鳴を聞いた飼い主に治療を邪魔されないためだ。 ……虐待のためではない、はずだ。 「れいむちゃん、大丈夫ザマスか?ゆっくりしていってね!ザマス」 「…………ガガガ…ユックリシテイッテネ!」 「あと2回ほどでゲス治療は終ります、次はれいむちゃんの体力回復のために一週間後でお願いします。」 「………」 「どうかしましたか?」 「…なんでもないザマス!本当に良くなるんザマしょうね?」 「………大丈夫ですよ」 「気になる間ね」 「はっはっはっ大丈夫ですよ。」 「………」 「…………ガガガ…………ギギギギ………」 依頼主を玄関まで見送る男。 「ありがとうございました。」 「次は一週間後ね?フン!まったく、とんだボッタクリザマスね!」 「お大事に…」 依頼主は嫌味を言うと、高そうな車に乗り込む。 「………ギギギ……」 心なしか、れいむを入れたケースが振動している気もするが、そんな事もないだろう。 一息ついて男は診療所に戻る。 「………何か間違ったかな?」 完 第五章 「ハイテンション2」 暗い部屋にスポットライトが照らされる。 一人の筋骨隆々な男が競泳用水着のビキニパンツを着て正座している。 部屋全体が明るくなると男の周囲に十数匹のゆっくりが居た。 ゆっくり達は突然の変化に目を白黒させている。 ドンドンドンドンドスドスドスドスドドドドドドンドン♪ 静かだった部屋に軽快な音楽が流れる、曲は「U-Rock」の「KILLER YUN」だ。 「ぼおくらはゆっくりとともだちぃぃぃ♪だからころすぅぅぅぅ♪」 曲にあわせ適当な歌詞を口ずさみゆっくりを潰していく。 鍛え抜かれた肉体は美しく、そしてたくましい。 「なんなのこれはぁぁぁぁぁぁ?!」バキッ! 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」グチョッ! 「わがらないよぉぉぉぉ!!」ベキッ! 男の動きは洗練されていた。 軽快なステップから繰り出される肉体技。 格闘技とダンスと球技を取り入れたような動作。 パンパな映画なら足元にも及ばない、華麗なアクション。 悲鳴も、叫びも、破裂音も、すべてがBGMにあわせて鳴り響く 完成されたゆ殺で見ている者を魅了する。 「きみのこころぉにかがやきをぉぉぉん♪ぼおぉくのこかんにゆっくりをおぉぉぉぉ♪」 「おがあちゃん!!」グチョッ! 「じにだぐないよぉぉぉ!!」ブチッ! 「おぞらをぉぉ!」ブリッ! そう歌うと、周囲に居た逃げ遅れの子ゆっくりを握りつぶしながらパンツの中に捻り込む。 所々に変態的な動作も見られる素晴らしいまでの暴走だ。 彼なら恐竜にでも立ち向かえそうなくらいだ。 ドンドンドドドドド………………ドン♪ 「ゆぐばぁぁぁぁぁぁぁ!!」 曲が終わると同時に、最後のゆっくりを仕留める。 完璧なまでの演技だ。 「これが今回の優勝者だそうだ、同士よ」 「……なんていうか、すごいな」 「嫉妬でQN!QN!してしまうぞ、同士よ」 「…あんた以上のHENTAIが居ることに驚いたよ」 「こうしてはいられん!修行に行くぞ!同士よ!!」 「勝手に一人で行って来てくれ」 「どぼじでぞんなごど言うのおぉぉぉぉぉぉl!!!」 完 これくらい固めた方が良いんでしょうか? ただ、これだとUP出来るまでに時間がかかります。 書きあがる時間が鈍いのですみません。 いつネタが尽きるか分かりませんが、その時までお付き合い願います。 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゆゆこは確かにこぼね~♪しかゆわないからかわいいんだよな~(о´∀`о) -- 2016-08-26 00 04 23 『性教育に胴付を使って問題になった所もあるが』 ここんとこ詳しく教えてもらおうか -- 2012-01-30 21 59 19 ちょwwトキwww・・じゃなくてアwミwバwwww -- 2011-12-01 06 19 09 めちゃくちゃおもしろくなってるww この時点で神SSの徒然あきさんだw ムシゴロウ王国5との間に作者様に一体何があったんだろうかw -- 2011-11-06 14 25 32 第4章の最後のせりふがアミバwww -- 2011-09-15 18 22 12
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/419.html
ユグルイ その5 11KB ※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※某マンガのパクリ ※基本的には、長編になりそうなので、 数回に分けて、UPします。 ※人間が出ます ※人間がゆっくりに仕えています ※人間が非常に強すぎます 基本的には、原作無視です ※段々、シ○グイと離れてきた ※作者は低学歴なので、日本語がおかしいです ゆとり乙と罵ってください ※本格的に修行(虐待?)していきます ※しーしーがたくさんでます。 ※ゆふん!!!さくしゃのうつくしいぶんしょうにしこってもいいのよ!!! それでもいい人は読んでください。 ユグルイ その5 ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。 (ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。) 椿。 それはツバキ科ツバキ属の植物の総称である。 花が美しく利用価値も高いので万葉集の頃からよく知られたが、 特に近世に茶花として好まれ多くの園芸品種が作られた。 美術や音楽の作品にもしばしば取り上げられている。 ツバキの花は花びらが個々に散るのではなく、萼の部分から丸ごと落ちる。 それが首が落ちる様子を連想させるために入院している人間などのお見舞いに持っていくことはタブーとされている。 が・・・。 そんなことはどうでもいい。 そう・・・・。 この部屋にいるゆっくりたちにすれば・・・・。 椿の萼が落ちるかのように赤く燃え上がるゆっくりたちからすれば・・・。 「あじゅぃいいぃいいいぃ!!!!!!」 「ゆにゃああぁあぁぁぁぁああ!!!!」 「だずげでぇええええええ!!!!!」 「いじゃいよぉおぉおぉおおおおお!!!!!」 「ゆあああぁあああっぁぁあっぁああああ!!!」 ゆっくりたちは燃えていた。 燃え盛っていた。 赤く赤く・・・。椿の花のように・・・。 メラメラと・・・。その勢いは増すばかり・・・。 椿の花のような真っ赤に燃えるゆっくりたちがそれぞれ踊り狂っていた。 人間たちはもれなくすべてのゆっくりに油をかけたように見えたが、 実はかなり雑に油をかけていたのだ。 そのため、全身火達磨のゆっくりもいれば、体の一部に引火したゆっくり、 火も油もついていないゆっくりもたくさんいた。 すでに全身から油を浴びてしまったゆっくりは丸焦げになり、 部屋中に甘い匂いを醸し出していた。 今、炎の熱さに耐え切れず叫んでいるのは、生きているゆっくりである。 当然と言えば当然だ。死んでいたら叫ぶはずもない。 しかし、ゆっくりたちにとって、体に引火しているという時点で・・・。 それは死を意味する。 「あじゅいぃいぃいい!!!あじゅいぃいいいよぉおお!!!!」 「でいぶのおがあざんがらもらっだぎれいながみがぁあああああ!!!」 「ゆびいぃいいいいいい!!!あんよざんうごいでぇえええ!!!!あんよざんんん!!!!」 耐火性はほとんどゼロというその体質。 いや、饅頭に耐火性を求めるのが無理な話だ。 あるゆっくりは、熱さに耐え切れず、ただ熱さを訴えながら走り回る。 「ごっぢにぐるなぁぁああ!!!ゆっぐりあっぢにいっでねぇええええ!!!!」 「どぼじでぞんなごどいうのぉおおお!!!!あじゅいぃいいい!!!」 「ゆびぃいいい!!!!ばでぃざにびざんがづいだぁぁあああ!!!あじゅぃいいいいい!!!」 このように火の玉と化し、走り回るゆっくりに追いかけられて、 火が飛び移り、同じく火の玉と化すゆっくり。 気が付けば、火がついているゆっくりを無事なゆっくりを追いかけているという不思議な光景が 部屋中に溢れていた。 無事なゆっくりに火を移したら、火が消えるわけではないのに、 なぜか火がついたゆっくりたちは、無事なゆっくりにそろいも揃って突撃しようとした。 「あじゅぃいいい!!!!ば・・・ばやぐ・・・げざないどぉおおおお!!!!いじゃいいいぃいい!!!」 飾りのないれいむにも火はついていた。 油が左頬にだけかかり、先ほどのゆっくりの突撃で引火してしまった。 普通のゆっくりなら・・・。同じく騒ぎ立てて、暴れているだけだろう・・・。 だけど、このれいむは違った。 焦りながらも辺りを見回し、 数日前、師範代にドススパークを撃ったドスの死体に火がついていないことを確認したら、 即座に目掛けて、飛び込んだ。 どうやら、このれいむは、火を消す方法を知っているようだ。 ゆっくりにしては珍しいタイプだ。 火を消すには水をかけること以外にも酸素の供給を断つという方法がある。 れいむはドスの餡子に飛び込むことにより火を消した。 しかし・・・。 ほとんどのゆっくりがこの方法を知らない。 知るはずがない。となると・・・。当然・・・。 「おみじゅしゃんん!!!!!おみじゅしゃんん!!!!!」 「あべじゃんんんん!!!!!あべじゃんんん!!!」 「なんでもいいからおみじゅじゃんん!!!あじゅいぃいいいい!!!」 部屋中をあるはずもない水を求めて、走り回るゆっくりたち。 れいむはしばらくの間、ドスの餡子の中で隠れていた。 今出て行けば、火の玉と化し、暴れまくっているゆっくりたちと接触し、 また引火する恐れがある。そう思い、声を殺して餡子の中に隠れていた。 数十分後・・・。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「もっちょ・・・ゆっくち・・・・」 「あ・・・じゅ・・・あじゅ・・・・」 全身を炭と化して、動けなくなったゆっくりたち。 なんとか火達磨にならずに生き残ったゆっくりたち。 師範代を含めた人間たちは生き残ったゆっくりを集めた。 『よろしい。次の稽古だ。』 師範代が生き残ったゆっくりたちを捕まえて、 手に持っていた籠に入れ始める。 「やめちぇぇええええ!!!れいみゅはいりちゃくないぃいい!!!」 「にんげんざんんん!!!おねがいでずぅうう!!!ばでぃざだぢばぁああ!!! もうゆっぐりどうをやめまずぅうぅうう!!!おうぢにがえじでくだざぃいいい!!!!」 「ありずがわるがっだでずぅううう!!!!もうゆっぐりどうばいやでずぅうう!!!!」 『ゆっくり道には破門はない。破門、それは・・・。すなわち、死っ!!!!』 その言葉を聞いた瞬間、 「ゆびぃいいぃいい!!!!うぞでずうぅうう!!!ごべんなじゃいぃいい!!!」 「れいみゅじにだくないぃよおおお!!!!!」 『ゆっくり道には二言はない。一度でもゆっくり道を辞めると言ったゆっくりには・・・死っ!!!!』 「ゆびぉいい!!!!じにだぐなぃいい!!!ゆんやぁあああああ!!!ゆべぁ!!!」 一瞬にした爆ぜた子れいむ。 それを見たまりさとありすは・・・。 「ゆfdklrtvんくほうdmlひkfrじゅhtk、sdrhtmfくhrkcmふぉrちゅじゃcdkぎ、tむm」 もう何を言っているのか分からなかった。 籠に入れられたゆっくりたちは、 数日振りにこの部屋を出て・・・。 庭に出ることになった。 すると、ゆがん先生と高弟のありすが、待ち構えていた。 「次は・・・。比較的、楽な部類ね。」 「アマ・・・アマ・・・ジゴク・・・」 ゆがんはあまあま地獄と言った瞬間、 「ゆっ!?あまあま?」 「ゆん!!!あまあまさんだぁあああ!!!」 「ゆゆ~ん♪あまあま~☆」 先ほどまで炎に逃げ惑い、地獄の思いをしていたゆっくりたちにとって、 あまあまという言葉は、正に地獄から天国であった・・・。 庭には、並々と注がれたオレンジジュースが入ったバケツが一列に並んでいた。 その光景は、ゆっくりたちからすれば極楽浄土。 「やっちゃぁあああ!!!!あみゃあみゃさんだぁあああ!!!! と、口々に喜びの声を上げるゆっくりたち。 「それを全部飲み干して、師範代のOKサインをもらったら、バケツから出してあげるわ。」 「ゆん!!!らくしょーだね!!!」 と、自信満々のゆっくりたち・・・。 しかし、次の瞬間・・・。 1つ1つのバケツにゆっくりが1匹ずつ放り投げられた。 「あまあまさんだぁああ!!!」 「はっふ!!!はっふ!!!」 「ご~くご~く!!!ちあわちぇ!!!!」 この数日間の中で、初めて味わう快楽の時だった。 このバケツにあるオレンジジュースを全部飲んでいいなんて。 どれだけ幸せなんだろう。 いや今までがおかしかった。 本来、これがゆっくり道の姿だ。 ゆっくりがゆっくりする。そう。これが正しい姿だ。 そう思い、今までの過酷な経験を忘れるかのように、 我を忘れて、バケツの中のオレンジジュースを飲み続けるゆっくりたち・・・。 「しあわえせえぇええ!!!!」 「んほぉおおお!!!すっきりぃい!!!」 などと、辺りにゆっくりたちの歓喜の声が響き渡る。 その数分後・・・。 「もうのめないよぉおお!!!」 「ゆふっ!!!ゆぼぉええええ!!!」 「おぼれりゅぅうう!!!あみゃあみゃしゃんにおぼれりゅぅうう!!!」 そのオレンジジュースの量は、ゆっくりの体積のおよそ10倍。 自分の10倍の体積のオレンジジュースを飲めというのだ。 まさに自殺行為。 しかも・・・。 「ちーちーがとまらないよぉおお!!!!」 「どぼぢでじーじーざんがでるのぉおお!!!!」 「やめでぇええ!!!じーじーざん!!!やめでぇえ!!!!」 飲んだはずのオレンジジュースがしーしーになって出てしまい、 いくら飲んでも量はいつまで立っても変わらないのだ。 それもそのはず。このオレンジジュース。 実は果汁5%のオレンジジュースである。 ゆっくりにとって、オレンジジュースというのは、万能薬のように見えるが、 実は果汁100%のオレンジジュースのみ、その効力は働かない。 だから、残り95%は黄色い着色料と余分な水なのである。 さらに、このオレンジジュースには利尿剤が入っており、 いくらゆっくりがしーしーを我慢したところで、自然にしーしーが出てしまうのである。 マッチポンプのように、飲んだら出し、飲んだら出しを繰り返し、 肉体的にも精神的にも限界を迎えていた。 「からだがとけるぅうう!!!あんござんでじゃだめぇえええ!!」 「どぼぢでからだがふやけるのぉおお!!!!」 「ゆべぁぁぁぁ!!!!ごぼごぼ・・・」 当然である。 ほとんど水に等しいオレンジジュース。 その上、しーしーとなって出た場合、オレンジジュースの等分は体内に蓄積され、 真水に近い液体がしーしーとなり、オレンジジュースと合わさって、 また一段とオレンジジュースの濃度を下げるのだ。 飲めば飲むほどオレンジジュースが水になり、いつまで経っても水の中にいるのだから、 耐水性ゼロのその体が溶けるのは必然的。 「もうやめるよぉおお!!!れいむはしにたくないよぉおお!!!!」 『破門者には死っ!!!』 「ゆっ!?うぞでずぅうう!!!!ごめんなじゃ!!ゆば!!!」 一瞬して爆発するれいむ。 「もっちょゆっくちちたかっちゃ・・・」 この時点で、ほとんどの子ゆっくり、赤ゆっくりが、オレンジジュースもどきの液体に溶かされ、 無様なゆん生にピリオドを打った。 「ばぶばぶ・・・。じばんばい・・・ばぶばぶ・・・。ゆっぶりどんだよ!!!ばぶばぶ・・・。」 なんとか飲みきった強ゆっくりも現われた。 自分の体積の10倍以上の水を飲み、 利尿剤の作用を意地で食い止め、バケツのオレンジジュースらしき液体を飲みきったゆっくりたち。 この中にも飾りのないれいむも存在していた。 その姿が・・・。まるで水死体のように顔面が膨れ上がれ、 今にも目玉が飛び出しそうな表情である。 現に目玉がないゆっくりもいたりする・・・。 『GOOD!!!本日の稽古はこれまでとする。各自、ゆっくりしてろ』 師範代がOKサインを出し、あまあま地獄から抜け出したゆっくりたち。 「もうがばんでぎないぃいいい!!!!!!じーじーでるよぉおお!!!ずっぎっりぃいい!!!!」 「じーじーじゃんどまっでぇえええ!!!!」 「どばらないぃいい!!!じーじーざんがどばらないぃいい!!!!」 その場にいたゆっくりたちは一斉にしーしーをし始める。 これぞまさにすーぱーしーしーたいむと言うべきか。 一斉にしーしーが出たため、辺りにはしーしーで出来た虹も見えたりした。 「ゆべぇええ!!!やめちぇぇええ!!!でいぶのがおにがげないでぇええ!!!」 「ゆびぃい!!くちゃぃいい!!!しーしーしゃんをかけないでぇええ!!!!」 「ゆぴいい!!!とけるぅうううぅう!!!しーしーさんでからだがとけるぅう!!!!」 なんと大量のしーしーが降り注ぎ、周りのゆっくりたちにも掛った結果、 せっかく、生き残ったと言うのに、しーしーで溶かされるゆっくりも数匹いた。 『ん~~ん。今回の入門生は意気がいいぞ~』 「そうかしら。いつもと一緒じゃないかしら?」 「ツチ・・・モグ・・・ラ・・・」 「それは早すぎじゃありませんか?先生・・・。」 ゆっくり道の修行はまだ始まったばかりだ・・・。 つづく あとがき すーぱーしーしーたいむぅうう!!! はじまるよぉおお!!!! 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 老人の知恵のおかげで飾りの無いれいむは生き延びられた訳か・・・ -- 2018-01-01 04 41 30 阿部さんんん! -- 2015-02-19 10 44 46 つちもぐらってなあに?ゆっくりできるあまあま? -- 2014-11-08 12 55 36 あめさんんんん!!!って言おうとしてたんだろうけどあべじゃんんんんん!!!ってなってて全力で阿部さんを呼んでるのかと一瞬思って吹いたwww -- 2010-07-21 15 31 12 お前はマッチポンプを何だと思ってるんだ。 -- 2010-06-24 14 27 05
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2705.html
かえるのこはかえる 5KB 観察 小ネタ 飼いゆ 希少種 現代 独自設定 日記調な気がします ・21回目 ・ケロちゃんです。 ・虐めません。 ・ていうか、虐めることができません。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス 二人きりの雨宿り。 それは、シチュエーション。 一つ屋根の下、他人と他人がなんともむず痒い時間を共有する時間。 他人が異性であれ同姓であれ、多少世間話の一つでもするだろう。 他人が人間であったならば。 野生のゆっくりというのは、雨が苦手であるという先入観をゆっくり自身が持っている。 本当ならば、多少ふやけることはあろうとも体全体が溶けるように崩れていくことはないはずなのに、雨に濡れたと感じてしまえばゆっくりの体は雨に流されてしまう。 先入観というものは、人間でも起こりうるが、ゆっくりは、その先入観に陥りやすい人間に近い精神構造を持つ。 ゆっくり達にとっては、『ゆっくりできない』と感じる事柄は、存在意義の消失と同等に感じられ結果、死という形になり自我を消滅させる。 と、小難しいことを並べてみたが、有り体に言えば、死んだふりだと思ったら本当に死んでいた。 つまり、そういうこと。 何故そんな話をしたのかというと。 雨宿りしているゆっくりがいたから。 つまり、そういうこと。 あまり見たことがないゆっくりだ。 薄い茶色の山高帽のような麦藁帽の上目のような飾りが付いていて、その下から綺麗な金髪とまるっとしたにこやかな顔が降り止む気配のない空を見つめていた。 どうやら私が公園の屋根付きベンチに駆け込む前からいたようで、雨に濡れた形跡はないから、飼いゆっくりかもしれないし野良ゆっくりかもしれない。 飼いゆっくりと野良ゆっくりは、野生のゆっくりとは違い、雨=死ぬという先入観がない。 濡れたとしても、せいぜい皮がしばらくぶよぶよになるだけだ。 楽しそうにプールに浮かんでる姿は夏の風物詩ですらある。海では泣き声を上げながら流されているゆっくりを見ることもできるだろう。 この雨に対しての恐怖心のなさはつまり、そういうことだろう。 そんな由無し事を考えつつ雨が止むのを待っていたが、一向に止む気配などない。 ふと、隣の素性不明の山高帽ゆっくりを見ると、嬉しそうに空を見上げていたがやがて何を思ったのかどしゃぶりの雨の中へ出て行った。 首を傾げながら私はそれをただ見送った。 が、数分後には帰ってきた。 滝のような雨の中にいたのに、帽子や皮膚がぐちゃぐちゃになるどころか、先程よりも綺麗になっている気がする。 彼女は二、三身震いして水滴を飛ばした。 少し、私の足の裾にかかったがさんざん濡れているので今更、気にすることもない。 何気なく観察していると身震いしたときにずれた山高帽と金髪の間から、山高帽のゆっくりより二回り小さい緑髪に蛙と蛇の飾りを付けたゆっくりが転がり落ちてきた。 その緑髪ゆっくりは、不恰好に着地したあと、辺りを見回して安堵したように溜息をついてから山高帽のゆっくりに微笑んだ。 山高帽のゆっくりもそれに笑顔で返す。 山高帽のゆっくりはともかく、緑髪のゆっくりは知っている。 郵便ポストに頼んだ覚えがないゆっくりのカタログが入っていたことがあり、なんとなくそれを流し読みしたことがある。 その時、唯一欲しいと思って記憶に残っていたのは、その緑髪に蛙と蛇の飾りのゆっくりで名前はたしか・・・さなえだったか。 山高帽ゆっくりの方の名前は、一向に思い出せないがさなえとの相性が良く共存する種類だということが書いていた記憶がぼんやりとある。 さなえは、さっきから見ている私に気づいたのか、軽くおじぎをしてから、山高帽のゆっくりと一緒に降り止まない雨の空を見上げた。 その姿は愛らしい。 やはり私もゆっくりを飼ってみようか考えていると、雨の中から、横向きの柱のようなものにタイヤがついたような物が、F1カーのように猛スピードでやってきた。 その柱は、雨の中から屋根の下へ走ってきてドリフトターンをしてから停止する。 思わず隅に逃げた私に対して、山高帽ゆっくりとさなえはそれを見て嬉しそうに駆け寄った。 首をかしげる私は、その笑顔の理由にすぐ納得いった。 山高帽ゆっくりよりも二回りほど大きい柱の側面が開き、中から、注連縄を背中に付けた群青の髪色のゆっくりが出てきた。 そのゆっくりは、さなえと山高帽のゆっくりと頬をすり合わせたあと、私の方を見てお辞儀をした。その折、うなじに黄色い飴玉が埋め込まれているのが見えた。どうやら飼いゆっくりだったらしい。 その風格漂う姿に何故か、私もお辞儀を返してしまった。 注連縄ゆっくりはさなえと山高帽ゆっくりと何かを話した後に柱の中へと入っていった。 続いて、さなえが柱の中へと消えていく。 山高帽ゆっくりはというと、しばらく私の方を見ていたが、ふいに口から蓮の葉のようなものを取り出した。 それを私の足元まで持ってきて、柱の中へと去ってしまった。 そのまま柱は発進し、まだ降る雨の中へ消えた。 蓮の葉は、せいぜい先程いたさなえが入る程度の大きさで、とても私が入れるような大きさではない。 だが、その心遣いになにやら晴れ晴れとした気分になった。 その蓮の葉を、頭上に翳しながらまだ降る雨の中歩く。 ゆっくり達が去ったあと、手荷物の中に合羽があることに気づいたのだ。 それでも、山高帽のゆっくりの心遣いに感謝しながら蓮の葉を使うことにした。 道の所々には、あの飼いゆっくり達とは似ても似つかない野生のゆっくり達の死骸が点在している。 その顔は、恐怖に引きつる紅白ゆっくり。 帽子の吸水力が限界を突破したのか、黒いとんがり帽子の中でぐちゃぐちゃになったゆっくり。 雨に対してか親に対してか、鬼の形相を浮かべた赤ん坊ゆっくり。 先程のゆっくり達と対照的なゆっくり達。 どのような人間にもどのようなゆっくり達にも平等に雨は降る。 綺麗なものも、醜いものも雨は洗い流してくれるだろうか。 アトガキ 雨で溶けないゆっくりがいたら楽しそうですよね。プールとかにぷかぷか浮かぶゆっくりとか。 ということで、書いてみました。微妙に守矢一家。 オンバシラー祭りがやってるとのことですが、自分にはいまいちピンとこないお祭りです。 丸いチーズを転がして追いかけるお祭り並みに。 かなこさまのお迎えがあるのに、わざわざ飼いゆのけろちゃんがさなえを迎えに行った理由はさなえが野生ゆっくりだからです。 なんとなくな感覚で、遠くで雨に怯えていたさなえを保護した。後に金バッジ飼いゆへ。 そんなほんわか裏話。書けません。 雨も安心なスィーってことでオンバスィラー。 そんな裏設定。 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング ・ふたば系ゆっくりいじめ 1214 てゐ! ・ふたば系ゆっくりいじめ 1227 ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1235 箱、無音、窓辺にて ・ふたば系ゆっくりいじめ 1261 世はまこと遊技である ・ふたば系ゆっくりいじめ 1296 かえるのこはかえる どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね ・女はつらいよ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ふと、桃白白が出てきた。オンバシラびゅーん -- 2010-07-13 01 49 33 守矢一家…欲しいな -- 2010-06-21 19 57 17
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2765.html
蛍 雑踏が流れていく。 大通りの交差点は多くの人が行き交っていた。 様々な格好をした人たちが足早にそれぞれの目的地へ向かう。 角に面したビルの壁には、巨大なテレビが掛かっていて、CMを映し出している。 その映像が急に切り替わった。 アナウンサーが座り、深刻な顔でニュースを告げる。 「臨時ニュースです。 アメリカ・ミネソタ州に核ミサイルが打ち込まれた事件で、中国政府は誤射を主張していましたが 議会の決定を受けてアメリカ大統領は報復攻撃を加えると先ほど発表されました」 人々は足を止めて、一様に画面を見上げた。 ニュースよりも興味を引くものが、上空に現れていた。 「なお、発射されたミサイルは日本にも向かっているとの情報が――」 アナウンサーが言い終わる前に画面は途切れた。 上空のミサイルが一瞬で膨れ上がり、人々の目の前で巨大な火の玉になった。 それは何もかもを飲み込んで、世界を白く染めた。 * * * * * 暗闇に包まれた街の姿がぼんやり浮かび上がった。 一か月前なら、空が暗くなるころに灯り始める街灯はどれも折れ曲がって割れている。 ビルの窓やネオンの看板は割れて破片が地面に落ちていた。 無事なものにも明りは灯っていなかった。 街中が停電になったようだった。 この街だけでなく世界中がこうなのだった。 巨大なビルが半ばから折れて巨大な生物の骸のような姿を晒している。 コンクリートの舗装は地面に空いた大穴によって大きく裂けていた。 大穴の隙間から、ぼんやりとした光の塊が覗いている。 いくつかの小さな塊に分かれたそれは、静かに動いて地中へと潜っていった。 日が沈みかけた街を照らしているのは、この光だった。 光の一つはすっと飛び上がると、飛び去った。 その先には、廃墟となったデパートがあった。 光が割れた窓の一つに入る。 デパートは沈黙していた。 きらびやかな商品やお客で溢れんばかりだった店内は、今や荒れ果てて誰もいない。 地下では、止まった冷蔵庫から嫌な匂いが漏れている。 地下のフロアから少し奥に入った場所に、両開きの扉があった。 在庫を置く倉庫だった。 扉の奥には、二人の男女がいる。 辺りには缶詰やペットボトルの空き容器が転がっている。 二人は一つの毛布にくるまって、壁にもたれて座っていた。 男が女に話しかける。 「寒くないか……?」 「うん、でも、こうしていると安心する」 女も話しかけた。 「わたしたちのほかに誰もいないのかな」 「ああ、いたとしても俺たちと同じように、放射能にやられているだろうな」 二人は死の淵にいた。 世界中を襲った、大量のミサイルが撒き散らした放射能によって体を蝕まれているのだった。 しばらく前から食事もとっていない。 消化器官の粘膜が放射線によって破壊され、食べても体の中を素通りしてしまうのだった。 「非常食、役に立たなかったね」 「役に立つ時は、ここの食料が全部なくなったときだ。 それまで生きていられるかな」 二人は黙った。 やがてどちらともなく体を寄せ合い、首をもたれかけた。 そのまま二人は眠りに落ちた。 その頃、食料品を置く棚の上で眠っていたれいむが目を覚ました。 「ゆ?」 隣にはまりさがすやすや眠っている。 鏡餅のように棚に置かれていたれいむは、そこから飛び降りた。 ミサイルが街を襲ったとき、多くのゆっくりも灰となった。 だが、生き残ったゆっくりは饅頭だからか、放射能の中でも平気だった。 掃除するも人もいなくなった街の中で、焼け残ったごみなどを漁って暮らしていた。 二匹は幸運なつがいだった。 街の下を流れる暗渠の中に潜んでいて奇跡的に無事だった二匹は、 様変わりした地上に這い上がって驚いた。 非常食として男女に拾われて、デパートの地下倉庫で一緒に暮らしている。 あまり食料がないので、普段はよく眠っているが、空腹を感じて目を覚ました。 「ゆっ、おなかすいたよ!」 「ゆふん?」 まりさも目を覚ました。 二匹でそろって眠っている男女のそばに跳ねていく。 「おにーさん、おなかすいたよ! かんづめさんちょうだいね!」 「おなかすいたよ!」 二人は返事をしない。 ぴくりとも動かずに、ゆっくりたちを無視している。 「ゆゆ、おにーさんたちへんじしないよ?」 「きっとねてるんだよ! おこしたらおこられちゃうよ!」 以前にも、人間はこのように喋らずにじっとしていることがあった。 不安になって騒ぐと、むくりと起き出してうるさいといった。 人間さんもすーやすーやするんだと、二匹はその時初めて知った。 「ねちゃったんだね! つまんないよ!」 「まりさたちでかりにいこうね!」 「そうだね! おにーさんたち、ゆっくりしていってね!」 男は答えない。 蛍光灯が毛布にくるまれた二人を照らしていた。 二匹はこっそりと倉庫を抜けだした。 階段を一段ずつ登り、外れて蝶番にぶら下がっているドアを抜けて、一回のフロアに出た。 割れて落ちた窓や蛍光灯の破片をよけながら、出口へ向かう。 正面入り口のガラスはすべて割れていた。 そこから外へ出た二匹は、荒廃した街を眺めた。 辺りは薄暗闇に覆われている。 夕焼けは厚い黒雲に隠れていた。 その下に瓦礫の山となった街が死んだように広がっている。 二匹はご飯を求めて歩き出した。 途中、大穴があいている道路を避けて、さらに進む。 やがて水道管が破裂して噴き出した水が、地面に溜まっている所へ出た。 何かの加減でそこだけ地面がくぼんで、濁った水が溜まっている。 瓦礫の間に挟まれたその空間に、うごめくものがあった。 野生動物は今やほとんどいない。虫にしては大きかった。 ちょうどれいむたちくらいの大きさの黒いものが、触角をうごめかせて水場に群がっていた。 れいむは物おじせずに叫んだ。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 すると群がっているそれらから、いくつもの挨拶が帰ってきた。 答えたのは緑色の髪と虫のような羽をもつ、りぐるだった。 彼らは荒廃した街でも生き延びていた。 れいむは訊ねる。 「おみずさんのんでるの?」 「うん、れいむたちものむといいよ!」 りぐるたちは二匹のために場所を空けた。 口をつけると、舌で舐め取った。 「ごーくごーく、それなりー」 濁った水でも、喉は潤った。 れいむは顔を上げた。 気になっていたことを訊ねてみる。 「にんげんさんは、どこいったの?」 「りぐるたちはしらない。でも、ごはんさんはにんげんのくらしているところにあるからね。 にんげんがいなくなっちゃって、ごはんもすくなくなったみたい」 「ふーん」 れいむたちはあまり深刻に受け止めていなかった。 何しろ、倉庫に戻れば、お兄さんが缶詰を開けてくれるのだから。 そのうち、辺りが本格的に暗くなってきた。 相変わらず厚い雲に覆われて見えないが、その向こうでは太陽が地平線に沈もうとしていた。 瓦礫や地面の隙間にできた影がじわじわと広がっていき、すぐに街を覆い尽くした。 それと同時に、りぐるたちの体が内側からぼんやりと光り始める。 水場が光に覆われ、れいむたちは歓声を上げる。 「ゆっ、りぐるたちはそろそろいくよ!」 不思議な光を放つりぐるたちは、集まって跳び立つ準備をした。 まりさは一目見て格好いいと感じた。 魂を抜かれたように訊ねる。 「どこへいくの?」 「きれいなおみずさんがあるところ!」 一匹のりぐるが振り向いて答える。 りぐるたちがいっせいに飛び立ち、最後のりぐるも後を追った。 地面から光の柱が吹き上がったように見えた。 星一つ見えない夜空に、蛍のように淡い光の粒が何十も舞い上がった。 それらは空中で広がって散っていく。 不思議な軌道を描いて、れいむたちに別れを告げた。 れいむたちはそれを見上げた。 見る間に遠くなっていく光を、ずっと見つめていた。 「ゆゆ、いいなぁ……」 「まりさたちも、ぴかぴかしたいよ!」 まりさの願いはすぐに叶えられた。 れいむたちの体が、かすかに光り始める。 りぐるたちと同じ光だった。 「れいむ、ひかってるよ!?」 「まりさもだよ!!」 二匹は、おさげともみあげを取り合って喜んだ。 見ると、周囲に崩れた建物の中にも、ぽつりぽつりと同じ光が見える。 「あんなにたくさんいるよ!」 「みんなひかってる!」 ゆっくりたちが光を発している。 かつての街灯の光よりずっと弱いが、それはどんな小さな隙間や建物の中にもあった。 見る者があれば、神秘的な光景に写ったかも知れない。 それは放射性物質の光だった。 凝集されて取り込まれた放射性物質は体内の餡子に蓄積され、暗くなると光を発するようになる。 生き延びたゆっくりたちは皆例外なく、汚染された食べ物や水を飲んでいた。 空は相変わらず曇っていた。 地上では星々のようなゆっくりたちの光がいくつも灯っている。 本物の星はまだ見えなかった。 「おにーさんたちに、しらせにいこうね!」 「きっとびっくりするよ!」 二匹は並んで元来た道を戻って行った。 もはや動くもののないデパートの地下倉庫へと。 あとがき 蛍の放流のニュースを見て急に書きたくなりました いろいろ変なところがあって申し訳ないです Wikiの名前が意外としっくりきたので これからゆ焼きあきと名乗らせていただきます どうぞよろしくお願いします 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 898 赤ゆ焼き ふたば系ゆっくりいじめ 928 贈り物 ふたば系ゆっくりいじめ 979 子まりさとれいぱー ふたば系ゆっくりいじめ 1128 おそらをとんでるみたい! このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 10作品未満作者用感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1330 蛍』 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2435.html
ゆっくりクラブ 12KB 虐待-普通 愛で ギャグ パロディ 小ネタ 変態 希少種 都会 現代 独自設定 あんまり虐待してないです ・この話には愛でられるゆっくりが多数出ます、嫌いな方は読まないほうがいいかも ・基本的に出てくるのは胴付きゆっくりばかりです。話し方も漢字を遣うので違和感を感じる方を読まないほうがいいかも ・これを書いたのはHENTAIあきです!一番重要なのでご注意ください ・毎度のことですが作者に都合の良い独自設定があります ・某ゲームのパロディした部分があります ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! 心がピュアな者しか入店することが出来ないというゆっくりクラブ。 そこには可愛らしい胴付きゆっくりが従業員として働いており、疲れた体と心を癒してくれるという。 ゆっくりと一緒にお喋りをしたり、食事をしたり、運が良ければ個人的な付き合いもできるようになる。 一部の紳士だけに配布される入店の証であるゆっくりカード。憎たらしいでいぶが笑顔を浮かべているが、 この程度で怒るようでは入店などできない。店の中には少々プライドの高いゆっくりもいるのだ。 多少生意気な言動もあるので、でいぶごときに腹を立てているようでは入店など出来ない。 そんな店に今新たな紳士が入店することになる。 「いらっしゃいませ。ようこそゆっくりクラブへ!」 笑顔で挨拶をする妙艶な美女。自称齢2X(にじゅうちょめちょめ)とは思えないほどの美しさだ。 もちろんゆっくりではなく、この店を経営しているミスアラサワと呼ばれる謎の人物だ。 「本日も可愛らしいゆっくりと楽しい一時を過ごしてくださいね。」 そう言われて初入店となる青年を店の中へと案内する。 「あの、初めてなんですがどんなゆっくりがいるんですか?」 「そうですね、ほぼすべてのゆっくりがいますよ。れいむやまりさといった基本種の他にも、 希少種のゆうかやうどんげ、それに珍しいまちょりーやゆるさなえなんてのもいますけど。」 ここゆっくりクラブには世間では珍しい胴付きがいるだけでなく、希少種と呼ばれるゆっくりの胴付きもいる。 そのため多くのゆっくり愛好家やHENTAIお兄さんが入店を希望するが、店独自の基準があり中々許可は出ない。 「じゃあれいむをお願いできますか。」 「わかりました、ではここでお待ちください。すぐにれいむちゃんが来ますから。」 そうしてしばらく待っていると、腋がよく見える巫女服を着たれいむが青年の席へとやってきた。 「お客様いらっしゃいませ!今夜はゆっくりしていってね!」 サービスであるソフトドリンクを持ってれいむは青年の横に座ると、楽しそうに喋りだす。 「お客様はどうしてここに来たの?ゆっくりが好きならやっぱりお家でゆっくりを飼ってるの?」 「家ではゆっくりは飼えないんだよ。ゆっくりが好きで悩んでいたけど、昨日このゆっくりカードが届いたから来たんだ。」 そう言って世間話を続けていると、れいむが青年にある提案をした。 「お客様お腹は減らない?今なられいむが特別料理を作るよ!」 そういってれいむは店のメニューを青年に差し出す。ここでは従業員であるゆっくりが料理や飲み物を進めてくる。 大抵はありきたりな物だが、中には従業員手作り料理やここでしか食べられない料理もある。 「これは何だい?『れいむの手作りおにぎり』ってあるけど?」 「それはれいむがお客様の目の前で好きな具を入れておにぎりを握るの。」 れいむの説明を聞いてもただのおにぎりではないかと思う青年だが、値段もそこまで高くないので頼んでみることにした。 注文をするとウェイターでもあるまちょりーがご飯と具材を持ってくる。 「とりあえず梅干しでお願いできるかな。」 「梅干しだね、ゆっくり作るよ!」 そういってれいむは小さな手にご飯を握り真中に梅干しを乗せると、その上からまたご飯を乗せて形を整えた。 そしてある程度の形が出来ると、おにぎりを腋に押し付けてまた少しづつおにぎりを作っていく。 「はいどうぞ!れいむの特製おにぎりだよ!」 唖然とする青年にれいむは笑顔でおにぎりを手渡す。これがこのゆっくりクラブれいむ名物の『れいむの腋にぎり』だ。 ある時ゆーtubeで胴付きれいむがこのようにおにぎりを作っているのが話題となり、似たような商品が大量に出回った。 だが実際に腋で握っているのは人間であり、それに気づいた購入者がショック死したという都市伝説が生まれたため、 商品は回収されてしまい新商品が販売されることはなかった。 だがここゆっくりクラブでは目の前でれいむが握っているため、そういった心配はなく今では名物となりこのために 店にやってくる者もいるのだ。 「どうしたの?もしかして食べたくない?」 「いや食べるよ!?いただきます!?」 涙目のうえ悲しそうな声でれいむが言ってくるため、青年は覚悟を決めておにぎりにかじりつく。 「美味すぎる!?」 「そうでしょ!れいむのおにぎりはすごく美味しいんだよ!」 「うっめ!マジでうめえ!れいむちゃんこんどはおかかでお願い!」 味に魅了されてしまった青年はあっという間におにぎりを食べると、おかわりをれいむに頼む。 れいむのおにぎりを堪能した青年は満足して家に帰って行った。ここに新たな常連客で生まれることになった。 れいむがおにぎりを握っている時、隣の席では胴付きまりさが常連のお兄さんからプレゼントを貰っていた。 「本当にまりさにこれをくれるの!?」 「もちろんだ。前にまりさちゃんがこの本を欲しいって言ってたから、わざわざ買ってきたんだ。」 お兄さんが渡したのはまりさが尊敬する作家ゆっくり魅魔がデビューする前に書いた同人誌『あたしゃここにいるよ』だ。 離れ離れになった魅魔とまりさが、長い旅の末に再開するという感動物語でプレミアが付いており中々手に入れることが出来ないものだ。 「お兄さんありがとうなんだぜ!まりさ大事にするよ!」 「いやー、まりさちゃんにお兄さんって呼ばれるなんて俺は嬉しいよ。」 基本的にこのお店に来る者は皆お客様と呼ばれる。しかしある程度仲が良くなると、お兄さんと呼ばれるようになる。 ただ店に通い続けるだけでは多くのお客の一人だが、こうしてプレゼントをしたり一緒に食事を続けなければ従業員から 覚えてもらえるようにはならない。 「お兄さん、まりさはお兄さんにお礼がしたいよ!」 「そうだな、じゃあまりさの手作りデザートを注文しようかな。」 そう言ってお兄さんはデザート盛り合わせを注文する。席に持ってこられたのは様々なゆっくりであった。 「ゆ?ここはどこなの?」 「なんだかぴかぴかしてゆっくりできないんだぜ。」 「どこだかわからないよー!」 「むきゅ、このけんじゃにもわからないものがあるなんて・・・。」 自分たちがどのような目にあうなど分からずに、おろおろするゆっくり達。 「それじゃあいくんだぜ!まずはねーじねーじするんだぜ!」 「ゆぎゃあああああああああああ!」 「「「うわああああああああ!れいむうううううううううううう!」」」 そう言って一番近くにいたれいむを摘まみあげると、その体がちぎれない程度にねじり始めるまりさ。 苦痛を与えて甘みを増すだけでなく、皮が柔らかくなり食べやすくなるゆっくりの料理法だ。 「ぴこぴこさんをちぎっておめめに突っ込めば、れいむの海老の生け作り風の出来上がりなんだぜ!」 「さすがまりさちゃんだね、こんなに美味しいあまあまが出来るのはまりさちゃんぐらいだよ。」 美味そうに痙攣するれいむを口に放り込むと、お兄さんはまりさを褒める。 褒められて嬉しがるまりさは、こんどは震えているありすを掴む。 「はなしなさい、このいなかもの!」 「次はお兄さんが大好きなありすの極上すっきり死を作るよ!」 まりさがありすの体を揺すり、すっきりーしそうになるとやめるということを繰り返す。 ありすのぺにぺには膨れ上がり、今にも破裂しそうになるまでそれは続けられた。 「もうすっきりさせてえええええええ!」 「出来たんだぜお兄さん。はい、いつもみたいに食べてね。」 お兄さんがありすを受け取るとそのぺにぺにを口に加え、まりさはおもいっきりありすの体を揺すった。 「すっきりいいいいいいいいいいいいい!」 「うーん、この口からこぼれそうになるぐらい出てくるカスタードはいつ食べても美味いな!」 中身をすべて出しつくしてしわしわになったありすを皿に戻すと、お兄さんは満足した声をあげる。 すっきり出来ないむらむらで中身が甘くなり、寸止めされており抑制の利かなくなったありすのぺにぺにからは 中身がすべて出てしまう。手間がかかるがその分満足できる一品だ。 「まだまだたくさんあるんだぜ!こんどは何が食べたい、お兄さん?」 皿に載せられたゆっくり達は自分たちが食われることを理解し、体を震わせることしか出来なくなっていた。 ここは従業員がお客に呼ばれるまでいる待機部屋だ。ほとんどの従業員はお客に呼ばれて店にいるが、一匹だけ待機している者がいる。 「のうかりんちゃん、いつものお客さまよ。何だか今日は随分とそわそわしてるわ。」 声をかけられて慌ててお飾りである麦わら帽子をかぶるのうかりん。あまり人気がないため、 ほぼ一人のお客以外には呼ばれないのでこの店では不人気のゆっくりだ。 「いらっしゃいっぺお兄さん。いつもおらを呼んでくれてありがたいだぁ。」 そう挨拶をする相手は今年ゆっくりクラブに入店することが許可された若い男だ。 田舎から上京して大学に通う彼には、のうかりんの雰囲気と言葉はどこか故郷を思い出させてくれるため いつものうかりんばかりを指名している。 「こんばんわのうかりん、とりあえずいつものお漬物が食べたいな。」 「お兄さんも好きだなぁ、おらのお漬物を頼むのはお兄さんぐらいだっぺ。」 そう言いながらものうかりんは嬉しそうに自分で漬けたゆっくり漬けを用意する。 中々味は良いのだがのうかりんを指名しなければ注文できないため、あまり注文されることはない。 店の従業員の中にはお客に勧める者もいるのだが、いまいち注文はされない。 「やっぱりのうかりんのお漬物は美味しいな。お袋の味っていうのかな、本当に美味しいよ。」 「て、てれるっぺ!そんなに褒めたって何にもでないだぁ。」 赤くなるのうかりんを男は幸せそうに見つめる。しばらくお喋りを続けていると、男は真剣な顔でのうかりんを見る。 「実はねのうかりん、今日は大切な話があるんだよ。」 「何だっぺ一体?もしかしてもうおらに飽きちゃっただか!」 顔を青くしてお兄さんにすがりつくのうかりん。ここで男に飽きられてしまえば、もうのうかりんを指名するものはいない。 そうなれば役に立たないゆっくりとされて店を辞めさせられ、HENTAIお兄さんを相手にするいかがわしい店に売られてしまう。 「飽きるなんてとんでもない!俺はのうかりんが大好きだ!」 立ち上がり大きな声をあげてしまい、店中の注目を浴びてしまう男。恥ずかしそうに席に座ると咳払いをしてのうかりんに視線を合わす。 「俺はね、本当にのうかりんが好きなんだよ。だけどここに来なきゃのうかりんに会えないのが嫌なんだよ。」 そう言うと男はのうかりんに輝く金バッジを手渡す。 「お兄さん、これってもしかするっと・・・。」 「俺と一緒に暮らしてくれないかのうかりん?」 この店でゆっくりがいなくなるのは二つの理由がある。一つはのうかりんが心配した店を辞めさせられることだ。 そしてもう一つは常連となったお客の飼いゆっくりとなることだ。 だが常連なら誰でも飼いゆっくりとして従業員を買うことは出来ない。あくまで本人も了承して、店側が認めたときだけだ。 「駄目かな?」 「駄目なはずないっぺ!おらぁ、嬉しくて涙が止まらないだぁ・・・。」 嬉し泣きをするのうかりんの側に、経営者であるミスアラサワが近付く。 「おめでとうのうかりん。そしてお客様、どうかのうかりんを幸せにしてあげてくださいね。」 店にいるすべての人間、ゆっくりが立ち上がり男とのうかりんに拍手と祝福の言葉を送る。 「のうかりんおめでとう!」 「幸せになるんだぜ兄ちゃん!」 「飼いゆっくりなるなんて妬ましい・・・。でもおめでとう。」 「ぱるすぃにもいつか白馬の王子様が来るんだぜ!」 「「「ゆっくりしあわせになってね!!!」」」 そう言って男とのうかりんを抱えると大きく胴上げをし始める。嬉しそうなのうかりんの顔は実に綺麗であったという。 おまけ こちらグリフォン、ゆっくりランドに潜入した。 「聞こえるかグリフォン?」 「聞こえているぞ鬼意、この世の天国であるゆっくりランドに潜入することに成功した。」 「いくら招待されないからってまさか不法侵入するとはな・・・。」 「失礼なことを言うんじゃない。俺はちゃんと段ボールで正装してこの店に入った。」 「いや、立派な不法侵入だよ。それでめぼしいゆっくりは見つかったか。」 「よく分からないな。なんだか店中の者がお祝いをしていて愛しいゆっくりが見つからない。」 「さっさと見つかって捕まればいいんだぜ!そうしたらもう変なことはされないんだぜ!」 「馬鹿まりさ!大きな声で話すんじゃない!」 「むきゅ!今変な声がしたわ!」 「まずい見つかった。うわあああああああああああああああああ!」 「どうしたグリフォン!返事をしろ!グリフォオオオオオオオオオオオン!」 その後HENTAIお兄さんはまちょりーに見つかってしまい、その鍛え抜かれた筋肉から繰り出される 肉弾幕によってぼろぼろにされてゴミ捨て場の放置されている所を、無線で連絡していた友人に助け出された。 これに懲りたと思ったが、まちょりーというのもありだなとまた新たな属性を手に入れることになった。 後書き 前回ゆっくりの寿命であまり改行すると読みづらいという意見もあったので、今回は改行をあまりせずに書いてみました。 以前の書き方と比べてどちらが読みやすいですかね?誤字脱字は自分でなんとかなりますが、読みやすさは人それぞれですから。 こんなSS書いたけど、作者はドリームクラブはやったことないんだ・・・。でもアイマスの小鳥さんは好きだよ! 一部メニューで参考にしてしまった鼻毛スパンキンあきさん、お説教されたいあきさんすいません。 やっぱりHENTAIは書きやすいですね、餡コンペの方もいい加減考えないと。 餡サイクロペディアに自分の名前が出ることを夢見るHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 1つ、宜しいでしょうか? ゆっくりを飼っていない彼が、金バッジだけを持っているのはどういうことでしょう? すみません。細かい事が気になる、僕の悪い癖です。 -- 2018-03-28 17 46 50 素直に感想を言うと………………まちょりーが私欲しいです -- 2016-04-05 09 41 15 胴付きフランが現実で欲しいぜ。 -- 2015-09-23 09 28 26 げらげら!(うどんげがほしい!) -- 2013-01-03 21 55 03 まちょりー強いなwww -- 2012-07-17 21 57 13 胴付きちるのに会いに行きてぇ -- 2012-06-25 19 08 14 だから最後がwwwwwwwwwwww -- 2011-12-17 12 46 10 独自の条件って何なんだー! -- 2010-12-23 22 40 15 胴なしでもげすでもいい、わがまま言わないからゆっくりがほしい -- 2010-12-11 00 55 15 誰か俺に胴付きゆっくりの愛の手を!! -- 2010-12-06 00 51 29 小鳥さんとは…わかってらっしゃる -- 2010-07-01 00 23 31 ちきしょう。羨ましい、妬ましい。胴付きゆっくりが欲しいよう。 -- 2010-06-30 02 48 27
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2484.html
スィークリング 14KB パロディ 実験・改造 現代 独自設定 妄想垂れ流しです・・・すみません・・すみません・・・ ・15回目 ・普通じゃない普通種。 ・スィーがふんだんに盛り込まれております。むしろ、スィーがメイン。 ・ギャグじゃないのにギャグです。 ・虐待どころか愛でもHENTAIもないです。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス ゆっくりというのはその名の通り、移動する速度が異様に遅い。 手も足もなく矮躯なゆっくりが移動するには全身を使い跳ねるか、底部を波打たせてナメクジよろしく這うかしかないけれど、底部で移動することは野生のゆっくりに限らず飼いゆっくりだとしてもリスクも高い。 人間で言うなら、常時素足で行動していることになるからだ。 一応、底部を保護する飼いゆっくり用の靴は発売されていて保護団体が着用を奨励しているけれど、ゆっくり自体が履くことを嫌うから普及は滞っている。 そこで、あるゆっくりのおもちゃ会社がスィーという、プラスチック板に4輪タイヤをつけたものを発売した。 ゆっくりの思い込み(それを人間でいう自転車と同じと認識させる)によって動く何の変哲もない板は新しいゆっくりの移動方法として、主に飼いゆっくりがいる家庭で飛ぶように売れた。 今ではゆっくりの種類によって様々なデザインのものが発売されている。 四角い板に4輪タイヤをつけ、板の上にゆっくりを乗せる初期型スィー。板スィーとも言われていた。今は、後継機にその数を越された。 初期型スィーから発展させ、プラスチック板の初期型スィーで起きやすかった転落事故を参考に、形状をボウルのような半球にすることでゆっくりの安定性を確保したスィスィー。 スィスィーを基礎に、甲羅に当たる場所を窪ませゆっくりの底部を、更にがっちり固定できるように改良したれいむ種を飼う層に人気がある老亀スィー。 初期型スィーの直線的な形状を踏襲しつつU字型の流線形に加工し、後部にジェット噴射を模したパーツをつけた速度重視の箒スィー。これは、まりさ種に人気がある。 他にも、直立する人形の組んだ腕に抱きかかえられるようなありす種の人形型スィーや、開いた辞典のページ(ゆっくりだよ! からすっごいはやいよ! まで、6段階書かれている)によって、ギアチェンジが可能なぱちゅりー種の辞典型などがあり今もなお開発が続けられている。 スィーが普及したことで飼いゆっくり達の外出は容易になり、飼い主がついていなくともルールさえ守れば安全に一人で散歩などにも行けるようになった。 飼いゆっくりに一台スィー。 外出はおしゃれなスィー。 現在、それが当たり前になっている。 昼下がりの公園。休日ということもあり、家族連れやスポーツを楽しむ人々やスィーに乗っている飼いゆっくりとだんまくごっこをするゆっくり達の活気ある声で賑わっている。 わたしもそのうちの一人で、散歩がてら桜が咲く公園を飼いゆっくりのちぇんと歩いている。 「すぃーすぃーすーだららったッーすらすらすぃーすぃーすぃー♪」 わたしの歩幅に合わせて、ゆっくり走るスィスィーに乗る笑顔のなちぇん。 本来なら、スィスィーは人間が軽く走る程度まで速度が出る。そのために、速度を出しすぎたスィー同士の衝突事故が相次いでいる。 原因は、自制ができないゆっくりによるもの。いくら、飼いゆっくりだとしてもその個体差は激しく、そういう後先を考えないゆっくりもいる。こればかりは、飼い主の采配次第だ。 その点、うちのちぇんは自制できるほうのゆっくりで良かった。おかげでのんびり散歩を楽しめる。 しばらく桜並木を歩いていると、草むらからまりさが出てきた。 そのまりさは、ところどころ薄汚れていて飾りや髪はパサパサ。その癖何故か、最近めっきり見なくなった初期型スィーに乗っている。 明らかに野良まりさだが、一応確認をしなければならない。 飼いゆっくりというものは、基本的には、人工的に作り出される。そのサイズが最初から決まっており(赤ゆっくり約4~7cm、子ゆっくり約8~15cm、成体ゆっくり約16~27cm)、その大きさから変わることはない。 ペットショップに出荷されるその時に識別用として、サイズによって異なる大きさの丸い飴玉をうなじ辺りに埋め込まれる。 例外として、野生で拾ったゆっくりを飼う場合は、保護団体に申請もしくは試験を受けることでバッジが支給され、それを飾りにつけることになる。 赤い飴玉は、銅バッジと同等。白い飴玉は銀バッジと同等。黄色い飴玉は金バッジと同等。というようなものだ。 精神衛生上、先に罵倒を浴びせられるのは御免被るので、まりさが口を開く前に駆け寄り(ちぇんは「わからないよー」と言いながらもぴったり横についてきた)、なにやら、煤がつく髪を掻き分けてうなじを見る。ゆっくりには耳がないので、適当なのはここだけの話。 そこには、半球状に窪んだ跡しかなかった。 飼いゆっくりを手放す場合、飼い主はゆっくりから飴玉を取り外さねばならない。その飴玉は一種のCPUのようなものでもあり、飼いゆっくりの知能が良いのはこの飴玉があるおかげだ。 野生のゆっくりならば、飼いゆっくりや野良ゆっくりにはない排泄穴や子孫を残すために性器を持っている。 このまりさはどうやら、捨てられた飼いゆっくりのなれの果てである野良のようだ。 手を離して、手のひらの煤を払っているとまりさがこちらを睨んでくる。 「にんげんさんのくせに、まりさのかみのけさんにさわるとはいいどきょうなんだぜ・・・」 苦虫を噛み潰したような表情をするまりさは、しばらくするとわたしから興味をなくしたのか、わたしが突然走った理由が分からないと言いたげなちぇんを見据えた。 まりさは挑戦的な笑みを浮かべ、 「ちぇん。まりさとスィーレースをするんだぜ」 首をかしげるわたしとちぇんを他所に、まりさは宣戦布告する。 「まりさはこのゆっくりプレイスでいちばんはやいゆっくりなんだぜ。それをしょうめいするために。ちぇん。いざゆっくりしょうぶするんだぜ!!!」 このレースに対する執着からすると飼いゆっくりであったころには、スィーのレーサーだったんだろうか。 飴玉を取られて思考力が低下しても、野良ゆっくりが飼いゆっくりであったころの欲求を優先するという事例はいくつか聞いたことがある。 ちぇんはどうすれば良いかと問う目で、わたしの顔を見る。 蛇の道は蛇。ということで、わたしは手のひらをちぇんに差し出して、任せるという合図を送った。 ちぇんはしばらく悩んだあと、まりさに対して、 「わかったよー。でも、ちぇんははやいよー? わかってねー」 スィーレース用の100Mの円グラウンドを二周する。 接触事故、および妨害をしたゆっくりは即、失格とする。 ゆっくり精神に則り、ゆっくりはしってね!!! 以上、【スィーレース短距離部門。公式ルール】より抜粋。 レフェリーは、善意で申し出てくれたお二人の飼い主。 不正がないように、お二人の飼いゆっくりであるスィスィーに乗ったみょんとゆゆこの二人にテープを持ってもらっている。 レースの準備をしているうちに、なにやら物好きなゆっくり愛好家達や子供達や宴会をしていた人達やゆっくり達が集まってきた。 なにやら大事になってきているのを悲観していると、ゆゆこの飼い主である祭行事(さいぎょうじ)さんが説明してくれた。 「あのまりさ、だいぶ前からこの公園に住んでて、スィーに乗ったゆっくり達に片っ端からレースを仕掛けてるんですよ?」 それを聞いて納得していると、みょんの飼い主である今朴(こんぱく)さんが、面白そうに話す。 「いやぁ・・・あたしのみょんも勝負しましたけど、あのまりさ板スィーの癖に速いんです。そりゃもうあっという間で、みょんとあたし、しばらく放心状態でしたよ」 どうやらまりさは思いのほかやり手らしい。 心配になりスタート地点に着くちぇんの方を見ると、私に向かって大丈夫だと言うように、尻尾でサムズアップのジェスチャーをする。 手を振って了解の合図を送りつつまりさをに目を移す。 まりさは、目の前に引かれたラインを凝視している。その集中力は、ゆっくりとは思えないほどの迫力を感じた。 両者がスタンバイできたところで、祭行事さんが宣言する。 「えー、それでは、第九十九回、野良まりさ杯を行いたいと思います!」 九十九回も対戦していたのかと、驚いているわたしを他所に観客達のテンションは上がっていく。 どうやら、観客達はこのまりさの対戦を幾度となく見ていたようだ。 この公園にかなりの頻度で立ち寄っていたのに今まで知らなかった自分の鈍さに少し泣きたくなった。 「今回の挑戦者は、谷雲(やくも)さんの飼っているちぇんです! 谷雲さん意気込みはどうでしょうか?」 存在しないマイクを向けられたので、どうしてこうなったのか疑問だと答えた。 「なるほど。確かに、いきなりでしたもんね。でも、大丈夫ですよ! お遊びですから! 娯楽です娯楽! 宴会に娯楽は付き物です! じゃあ、続いて野良まりさちゃん。意気込みは?」 まりさは、存在しないマイクどころか祭行事さんも見ずにただ眼前を見て、 「まりさははやいいちばんはやいだってまりさがいちばんだからそうだいちばんだきめぇまるなんかよりもはやいぜったいはやいれみりゃなんてこわくないちぇんよりもはやいかくじつにはやいまりさははやいはやいはやいはやいはやい」 ずっと呪詛のようなものを唱えているまりさは、不気味すぎる。 だが、不気味がっているのはわたしだけのようで、周りの人達は平然としている。 「はい! いつもどおりのやる気満々ですね。ということで、さっそく始めましょう! 両者用意はいいですか!?」 今朴さんがいつの間にか、アラジン神の書かれたフラッグを持ってちぇんとまりさの間に立っている。 「では・・・みなさん。ご一緒に! 1! 2! 3!」 『ゆっくりはしってね!!!』 ゆっくりはしってねの大合唱と共に、フラッグが振られ、二人は脱兎のごとく走り始めた。 序盤、直線でのスィスィーと板スィーの性能差で、スィスィーに乗るちぇんがリードしている。 スタートダッシュの差で出遅れたまりさは帽子を深めに被りながら、目の前を走るちぇんを抉るように見ている。 「ちぇんははやいんだよーわかってね!」 「・・・」 更にちぇんは加速して、まりさとの距離を引き離す。 そういえば、飼いゆっくりとして飼い始めた最初は、ちぇんの異様に速い行動に着いていけなかったことを思い出した。 だが、一回目のカーブに差し掛かった時、ちぇんとまりさの間の距離が急激に縮まり横にならんだ。 「おお、出たー野良まりさの抉りこむようなカーブ!」 観客の一人がそう叫んでいた。 どうやら、直線で引き離そうと加速してしまい大きくカーブしたちぇんに対して、まりさはカーブへの切り替えしを早く行って短いカーブでちぇんの側面に割り込んだようだ。 ちぇんは軽く動揺したようだが、カーブが終わった時にはすぐに直線で引き離す。 「ちぇんははやいんだよー! わかれよー!」 「・・・」 だが、二回目のカーブでまたまりさはちぇんの横に並ぶ。 「わ、わからないよおぉ・・・ッ」 「・・・ゆむッ!」 狼狽するちぇんを他所に、カーブが終わって二回目の直線に入ったとたんまりさは体を前方傾けて加速した。 先程のちぇんの加速以上の速度で、みるみる内に、ちぇんとまりさの距離は離れる。 「わ、わからないよおおおー!!」 ちぇんも必死に引き離されまいと、加速するがミリ単位で徐々に縮まる程度だ。 そのまま一周目が終わったフラッグが振られ、そのまま二周目へ。 「まてえええ!!! ちぇのほうがはやいんだよおおお!」 「・・・ゆへへッ」 更に加速して肉薄しようとするちぇんとは対照的に、まりさは楽しそうに笑う。 3回目のカーブに差し掛かったところで、立場が逆転する。 まりさは短めにカーブに曲がったが、ちぇんはそれ以上に、ラインギリギリを走る形で一周目の仕返しをした。 直線に入ると、ちぇんは満足そうな顔で後ろのまりさを見る。 「ちぇんはおそくないんだよー! わかってねっ!」 「おもしろいぜ・・・!」 ちぇんの挑発をものともせず、むしろ興が乗ってきたと言わんばかりに笑みを深める。 4回目のカーブに入った。ここが勝負の分かれ目といえる。 観客も、一層ヒートアップし、恥ずかしながらわたしも気づけばちぇんを勢い良く応援していた。 またもラインギリギリを曲がるちぇんの後ろを、まりさは寸分狂わず追随する。 最後のカーブが終わり、いよいよ勝負が決するゴールテープが貼られた最後の直線。 わずかに、ちぇんがリードしているが、ここに至ってもまりさは笑みを絶やさない。 ちぇんは最後のスパートをかけて、まりさを一気に引き離す。 ちぇんの本気がこれほどまでに速いとは思っていなかった。もしかしたら、スィーレーサーに向いているかもしれない。 真面目にそのような道を目指してみるのも良いかとわたしが考えていると、ちぇんがゴールテープが舌を伸ばせば届く距離にまで近づき誰もが、ちぇんの勝ちを確信した。 が、その横を黒白の物が追い越した。 ものすごい勢いで切られるゴールテープ。 先程までの熱気が嘘のように、静まる。 わたしとちぇんを含め誰もが、何が起きたのか分からなかった。 沈黙の中で、ただまりさは言う。 「まりさが――いちばんはやいんだぜ!!!」 その言葉で、歓声が湧き起こった。 呆然とするちぇんとわたしを除いて。 夕日に照らされて、わたしとちぇんはとぼとぼ家路を歩いている。 結局まりさが何故、逆転できたのか分からずじまいだった。 機材の片付けや協力していただいたお二方へのお礼などの後始末をしているうちにまりさも何処かへ行ってしまった。 「・・・」 無言でスィスィーを走らせるちぇんに慰めの言葉をかけるのも気が引けて、今日の晩御飯は何が良いか聞く。 「おかかごはんだよー・・・わからないよー・・・」 予想以上にショックだったのかと、今更ながら止めるべきだったと後悔していると目の前に、先程のまりさがいた。 まりさは、ちぇんに走り寄ると野良には見えない良い笑顔でちぇんを見る。 「良い勝負だったぜ。ちぇんはまりさがはしったなかでいちばんはやかったんだぜ」 「うそなんだね。わかるよ・・・」 「うそじゃないんだぜ。うそつきははしれないんだぜ? ちぇんはいちばんはしったゆっくりだぜ」 レースした相手に敬意を表すなんて本当に、野良なのか疑いたくなる。それ以上に、このまりさも飼いたくなった。 是非、ちぇんの相棒になってほしい。そう申し出ると、まりさは首を振った。 「もっとはやいゆっくりにあいにいくんだぜ。だからちぇんにおわかれしにきたんだぜ」 ぶつぎれの話をまとめてみると、公園のレースで観客の中に、スィーレーサーの大手チームのオーナーに居たらしく、終わったあとに、スカウトされたらしい。 「だからもうゆっくりプレイスにはいないんだぜ」 「・・・ゆっくりりかいしたよ」 シュンとするちぇんをまりさはお下げで撫でる。 何か言いたげなちぇんを見て、ニカリと笑う。 「ちぇんがもしれーさーになれたらあえるぜ。だから、もっともっとはやくなるんだぜ」 そういうと、お下げと尻尾で握手した。 それを見て、胸から熱いものが込み上げてきた。 「おねえさん」 まりさと別れたあと、ちぇんは神妙な面持ちでわたしを見る。 「ちぇんはスィーレーサーになるよ」 予想はついていたので、その申し出には喜んで乗る事を約束した。 あのときの、ちぇんの嬉しそうな顔は忘れられない。 『スィーレーサー 世界大かあああああい!!! 決勝に勝ち残ったのはなんとジャパンの二組!!! しかも、なにやら因縁があるらしくてもうこれは目が離せないねHAHAHA!!!』 本物のF−1などで使われるレース場には、あの日以上の熱気と観客がいる。 徹底的にチューニングした板スィーに乗ったちぇんは、金バッジを誇らしげに帽子に着けたまりさを見ている。 まりさは、昔と変わらない板スィーと昔と変わらない笑みでちぇんを見つめ返している。 「おねえさん。ありがとう」 今更、こそばゆい。そう笑いながらいうとちぇんもおかしそうに笑う。 「わかるよー。でも、ありがとう。わかってね」 わたしは頷いて、ちぇんをピットから送り出した。 並走して位置に着いた二人が、何を感じて何を思って何を語っているのかは分からないけれど、今もあの日も二人は楽しそうだという実感があるので問題ない。 今、フラッグが振り下ろされる。 アトガキ どうしてこうなった。どうしてこうなった。 ・・・すみません・・・自分でも何書いてるか良く分からなくなりました。 サイクリングにスィーをかけたほのぼのツーリングSSにでもしようかとした結果が下手な描写のレースでした・・・。 どうしてこうなった。どうしてこうなった。 これ、ゆっくりじゃなくてもよくね? とは筆者が一番思ってます・・・。 あ、ちょ・・・ゆっくり投げないでやめて・・・。 でも、書いてて楽しかったのは秘密です。 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る こういう格好いのが似合うのがゆっくりまりさ。くそうざい調子乗りが似合うのもゆっくりまりさ。 -- 2013-03-03 23 42 41 ゆっくりできるSSだね -- 2011-06-17 21 30 12 おもしろかったよー。じかいもたのしみなんだねー。わかるよー。 -- 2010-05-16 13 28 53